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筋音を用いた無侵襲計測による筋収縮機能の発育期における年齢変容の検討

研究課題

研究課題/領域番号 14658012
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

野中 壽子  名古屋市立大学, 大学院・人間文化研究科, 助教授 (10164716)

研究分担者 穐丸 武臣  名古屋市立大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (90099458)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードMMG / EMG / 上腕二頭筋 / 等尺性収縮 / 発育発達 / ランプ負荷
研究概要

本研究は筋力増大の著しい児童期から成人に至る健常男子について、発育期を通した筋収縮機能の年齢変容を検討することを目的としたが、比較的新しい信号である筋音図(Mechanomyogram:MMG)の測定においては、安定した信号を得るための計測方法を検討する必要があった。MMGは、加速度センサーにより筋の振動を計測するので、体幹の動きや椅子の動きなどのアーティファクトが混入するとMUの活動様式の推定が困難となる。特に本研究では対象年齢域が広いので、体格に合わせて肢位を規定しやすい上下左右前後方向に調節可能なトルクセンサー取付け台を考案した。Kanehisaらの報告によると、10-12歳の最大筋力(MVC)は16-18歳の2/5で、筋断面積(CSA)の差異より顕著であることが報告されている。本研究では思春期前の12歳男児と思春期後の18歳でMVCを比較したところ、12歳のMVCは1/3程度であり、先行研究よりさらに低めであった。これは、座高の低い年少被験者においてMVC発揮時の肩関節のシート背部への固定の仕方に問題があると考えられ、シートの改良を行った。また、10-12歳のMMG応答は18歳の1/3から1/5となり、よりノイズの少ない安定した信号を得る必要がある。そこで、さらにトルクセンサー取り付け台に変更を加え、上下左右前後方向に移動可能のシートをセンサー取り付け台と一体化させた。今回はシートおよびセンサーの取り付け台の考案・制作に重点を起き、ランプ負荷による測定は終了しなかったが、MVCおよび50%MVCにおけるMMG応答はCSAの差以上に思春期前後で顕著であり、運動単位の動員様式など、筋の質的特性は思春期前後で変容することが推測された。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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