• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

理科・数学教師の実践知組み込み型ルーブリックの開発と教育実践研究方法論の確立-理科・数学熟達教師の評価に関する実践知の記述とその研究方法論への応用-

研究課題

研究課題/領域番号 14658048
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 科学教育
研究機関岐阜大学 (2003)
鳴門教育大学 (2002)

研究代表者

益子 典文  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (10219321)

研究分担者 村瀬 康一郎  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (80150027)
西岡 加名恵  鳴門教育大学, 学校教育学部, 講師 (20322266)
佐古 秀一  鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (30153969)
片平 克弘  埼玉大学, 教育学部, 助教授 (70214327)
加藤 直樹  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (30252117)
森田 裕介  長崎大学, 教育学部, 講師 (20314891)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード評価 / アセスメント / ルーブリック / パフォーマンステスト / 実践知 / 教育実践 / パートナーシップ / 協働 / PDS
研究概要

1)ルーブリックの開発方法論と評価場面での教師の実践知に関する研究:中学校選択理科における生徒の相互評価,小学校算数科における継続的練習の評価,それぞれについて,中長期的な授業実践を通した評価規準の開発方法論に関する研究を行った。中学校選択理科においては,相互評価活動を活性化するための種々のワークシート開発,小学校算数科においては,学習者の意欲と教師の意思決定の相互作用に関する知見,特に「教材運用」に関する教師の知識の重要性が得られた。また,開発方法論については,理科におけるオーセンティックアセスメントについて理論的な基盤を固めると同時に,「思考」に焦点を当てながら中学校社会科を題材として研究を行った。得られた知見は当然,理科・数学においても十分に活用できるものである。
2)教育実践研究の方法論のための事例研究:教育実践研究の事例として,特に科学教育研究においても有用であると考えられる,小学校理科授業における授業ルーチンの導入に関する研究および高等学校における「学習のケア」を実現するシステム開発研究を行った。後者は,理科・数学を対象としたものではないが,不登校生徒に対応するためのシステム開発であり,安易に学校現場で実験できるものではなく,教師の目から見たシステム設計・開発・評価を行うという方法論を採用したものである。
3)教育実践研究に対する研究者側からのアプローチ:教育実践研究を遂行する上で,研究者がどのような立場でアプローチすればよいのか,研究グループ内で具体的事例を元に検討を加えた。その結果,単に研究成果を学校へ還元する,という単方向的なアプローチではなく,研究を進める中で重要な,研究者と実践者間の「協働的」な関係構築にとっては,研究者側にとってもメリットを見出そうという態度が重要であるとの方向性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (19件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (19件)

  • [文献書誌] 益子典文, 他5名: "授業の事例分析に基づく「教材運用知識」の抽出と教員研修用e-Learning教材の開発方法論"科教研報. 18巻・3号. 67-72 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 片平克弘: "指導と評価の一体化を再考する-自立した学習者を育てるための教師の指導のあり方-"初等理科教育. 37巻・9号. 24-27 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 手塚基子, 片平克弘: "メタ認知能力の視点から探るイオン概念獲得に関する研究-「化学変化とイオン」の学習に見られる個々の中学生の変容過程を事例に-"理科教育学研究. 44巻・1号. 29-37 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 片平克弘: "構成主義に見られる科学的リテラシーに関する一考察-構成主義の認識論と科学の本質-"埼玉大学紀要教育学部. 52巻・2号. 27-34 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 益子典文: "教師の実践知と研究方法論-学校と大学の連携活動の経験から-"日本科学教育学会第27回年会論文集. 17巻. 215-216 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 水野敏孝: "生徒の主体的探求活動を育成する中学校選択理科における相互評価方法の開発-教師の立場からの開発方法論-"日本科学教育学会第27回年会論文集. 17巻. 217-220 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 西岡加名恵: "小学校理科におけるルーブリックの開発-研究者の視点からの共同研究報告-"日本科学教育学会第27回年会論文集. 17巻. 221-222 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 片平克弘: "中学校理科におけるポートフォリオの開発-実践研究に対する支援の可能性-"日本科学教育学会第27回年会論文集. 17巻. 223-224 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 川上敬吾, 益子典文, 川上綾子, 西岡加名恵: "中学校社会科における「社会的思考・判断」評価のためのルーブリックの開発"日本教育工学会研究報告集. JET04巻2号. 155-162 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 野田和也, 益子典文, 川上綾子: "小学校理科授業における話し合い活動を促進する授業ルーチンの導入とその効果"日本教育工学会研究報告集. JET04巻2号. 163-170 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 藤本英彦, 益子典文, 川上綾子, 他2名: "「学習のケア」による再登校支援を可能にする学習コンテンツの設計と開発"日本教育工学会研究報告集. JET04巻2号. 171-178 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 錦織武雄, 益子典文, 川上綾子, 村瀬康一郎: "算数科における継続的練習が学習に対する意欲に及ぼす影響に関する研究"日本教育工学会研究報告集. JET04巻2号. 179-186 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 西岡加名恵: "教科と総合に活かすポートフォリオ評価法"図書文化. 255 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 片平克弘: "理科におけるポートフォリオ評価(変わる理科教育の基礎と展望,第4部第2章)"東洋館出版. 13 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 益子典文: "科学教育における教師の実践知を組み込んだルーブリック開発に関する基礎的研究"鳴門教育大学研究紀要(教育科学編). Vol.18. 59-66 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 益子典文他4名: "地域における学校-教育委員会-大学の連携開発方法論に関する一考察"科学教育研究. Vol.27,No.1. 43-51 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 佐古秀一: "現職教育における学校経営研究-開発的研究の視点から-"日本教育経営学会紀要. Vol.44. 178-184 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 佐古秀一他7名: "省察と協働を支援する学校改善プログラムの開発的研究(2)-プログラムの構成と実施手順-"鳴門教育大学研究紀要(教育科学編). Vol.18. 31-39 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 片平克弘, 尾崎浩巳他: "変わる理科教育の基礎と展望"東洋館. 198 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi