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Williams Syndrome患児のための音楽・芸術プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 14658067
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育
研究機関三重大学

研究代表者

根津 知佳子  三重大学, 教育学部, 助教授 (40335112)

研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードWilliams Syndrome / 芸術プログラム / 表現行為 / キャンプ / 絶対音感 / 音楽認知
研究概要

Williams Syndromeは、1961年に発見された第7番目の染色体の遺伝子が欠損している疾患で、人口20,000人に一人の発症率で、医学的・発達的な問題を抱えて成長する。形式的な思考に問題を抱えているものの、「カクテルパーティマナー」と呼ばれる社交的な性格と、高い音楽能力を持つことから、米国ボストン近郊では芸術キャンプが開催されている。
日本における患児(推定数千人)のうち、診断を受け、継続的な教育・療育を施されている患児は数百人といわれている。国内外では、WSの音楽的な認知能力に関する研究は進められているが、個々の教育や生活に焦点を当てた実践的な研究は未開拓である。
研究者(根津)は、平成14年4月のプレ・キャンプで7名、8月の本キャンプで8名、のべ15名に対して、「芸術プログラム」を遂行した。その結果、先行研究では報告されていない「表現の病理と特異性」「性差」が明らかになった。これらは、日本音楽教育学会第33回大会(金城学院大学)にて「<Williams Syndrome>と音楽的発達研究」と題して、その音楽能力の独自性、およびWSの研究画が音楽的発達研究に与える影響について報告した。
また、米国にて開催された「Williams Syndrome Music & Arts Camp at Belvoir Terrace」を視察し、日米のプログラムを比較した。その結果、カリフォルニア大学のDr, Lenhoffらによる米国のキャンプは、サポート団体による「地域活動」「音楽教育」であるが、当該プログラムは、「心理臨床的地域援助活動を含んだ音楽教育」という特徴を持っていることが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 中澤明子, 根津知佳子, 山本俊彦, 岡野昇: "「からだほぐし」を通しての人との関わり 第1回 ハッピウィリムン〜ウィリアムズ音楽キャンプ〜"キャンプ研究 Japan Journal of Camping Study. 6巻第1号. 21-26 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 中澤明子, 根津知佳子, 山本俊彦, 岡野昇: "「からだほぐし」を通しての人との関わり 第1回 ハッピウィリムン〜ウィリアムズ音楽キャンプ〜"カリキュラムをつくる愉しみ. 140-145 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 根津 知佳子: "音楽で"考え""創る"こと"平成14年度受託研究 大学教育学部向け知的財産教育研究調査報告書. 3.3.1-3.3.12 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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