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摂食状況による線虫の化学走性行動の変化を支配する遺伝子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 14658225
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 分子生物学
研究機関九州大学

研究代表者

古賀 誠人  九州大学, 大学院・理学研究院, 助教授 (60243888)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2003年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2002年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
キーワード線虫 / 神経 / 行動 / エサ / 化学走性 / 摂食 / 分子遺伝学 / 変異体
研究概要

エチルメチルスルフォン酸で突然変異を誘発した10万ゲノム相当の集団からえさである大腸菌のローンから高頻度で離れてしまう変異体を5株分離した。解析の結果、3つはche-2(感覚繊毛形成に必要なWDリピートを持つ新規なタンパク質),egl-19(電位依存性Ca+チャンネル)、eat-4(Na+依存性向きリン酸コトランスポーター)のアリールであることを明らかにした。あとの2つは新規遺伝子と考えられ、1つはクローニングに成功した。これは新奇のタンパク質をコードしており、gfp融合遺伝子を作ってみたところ神経系で発現していることがわかった。
また、dyf-3変異体が大腸菌のローンから高頻度で離れる表現型をもつことをみいだした。クローニングしたところこれも新奇の蛋白をコードしており、線虫からヒトまでよく保存されているものであった。ヒトでは脳からのライプラリーからクローン化されており、機能は未知である。dyf-3突然変体では電顕による解析の結果感覚繊毛内の前方への物質輸送に異常があるosm-5や6変異体によくにた構造物を持つことがわかった。また、dyf-3は細胞自立的に機能することを証明した。えさの認識に関しては特異的プロモーターによるcDNAの発現とモザイク解析によりASGの関与が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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