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染色体ペアリング依存的転写活性化機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 14658226
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 分子生物学
研究機関岡山大学 (2004)
国立遺伝学研究所 (2002-2003)

研究代表者

上田 均  岡山大学, 理学部, 教授 (60201349)

研究分担者 広瀬 進  国立遺伝学研究所, 固体遺伝研究系, 教授 (90022730)
研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードショウジョウバエ / 染色体 / 転写活性化 / クロマチン / ショウジョウバェ
研究概要

通常は染色体ペアリング依存的な転写活性化を受けないmini-white遺伝子を有するトランスポゾンをゲノム上にランダムに挿入させ、挿入部位の位置効果で、マーカーであるmini-white遺伝子の発現が染色体ペアリング依存的に活性化することを利用し、このような制御を受ける領域がどれくらいの割合であるか推定する解析を昨年度に引き続いておこない、その解析の精度を高めた。その結果、調べる事ができた462系統の中で、6系統で染色体ペアリング依存的にmini-white遺伝子の発現が活性化される事が判明し、ゲノム中のかなり多くの遺伝子で、この機構が作用しており、この機構がショウジョウバエでの遺伝子発現の調節に重要な役割を果たす事が示唆された。
次にこの機構がどこの領域でおこりうるのか調べることにより、どのような生物学的意味があるのか推定できる可能性があると考え、色体ペアリング依存的な転写活性化を受けないmini-white遺伝子が挿入部位の位置効果で活性化された系統でのトランスポゾンの挿入位置をインバースPCR法で決定した。その結果、3カ所の部位での挿入位置を明らかにする事ができた。現在のところ、これらの遺伝子と活性化機構との間で何らかの統一的な関係は見いだされていないが、一部の遺伝子は、ファミリーを形成する遺伝子であり、重複して遺伝子が生じて進化していく過程で非常に重要な役割をになった可能性があると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2003

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Cloning of Cyc(Bmal 1)homolog in Bombyx mori ; Structural analyses and the tissue specific distributions2003

    • 著者名/発表者名
      E.P.Markova
    • 雑誌名

      Comp. Biochem. Physiol. B. 134

      ページ: 535-542

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [雑誌論文] Drosophila MBF1 is a coactivator for Tracheae defective and contributes to the formation of tracheal and nervous systems2003

    • 著者名/発表者名
      Q.-X.Liu
    • 雑誌名

      Development 130

      ページ: 719-728

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [雑誌論文] Drosophila FACT contributes to Hox gene expression through physical and functional interactions with GAGA factor2003

    • 著者名/発表者名
      T.Shimojima
    • 雑誌名

      Genes Dev. 17

      ページ: 1605-1616

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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