研究課題/領域番号 |
14658238
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
田村 宏治 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 助教授 (70261550)
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研究分担者 |
井出 宏之 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (70022704)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | 四肢 / 発生 / 再生 / トランスジェニック動物 / ウイルス / 遺伝子導入 / 遺伝子発現 / 両生類 / アフリカツメガエル / 筋肉 / トランスジェニック / TVA / 細胞系譜 |
研究概要 |
TV-Aシステムを用いた筋肉細胞特異的な遺伝子導入系をアフリカツメガエルにおいて確立し、GFPを持ったRCASウイルスの感染によりアフリカツメガエルの幼生筋肉細胞にGFPの蛍光を発生させることに成功した。ただし、遺伝子導入効率の問題のほか、ウイルスの感染によるアフリカツメガエル幼生の致死率が高いこと、GFPの可視化までの期間が比較的長くまた蛍光が弱いこと、などの問題点があることも明らかとなり、これらのことを克服していくことがこれからのこと課題として挙げられる。 これと平行して、新しい遺伝子導入法としてCre-LoxPシステムをアフリカツメガエルの筋肉細胞への応用を試みた。特に導入遺伝子をホルモン依存的にすることで組織特異性のみならず時期特異的な導入を目的とした。遺伝子導入トランスジェニック系列の作出には数年の時間を要するので、本年度はその一年目として導入動物の作成を行うとともにホルモン依存的な遺伝子発現が可能かどうかを調べた。その結果、トランスジェニック動物が作成できたことを確認するとともに、幼生に遺伝子を強制発現させた系によりアフリカツメガエル筋肉組織に対してもホルモン依存的な遺伝子発現が可能であることが明らかとなった。現在、このトランスジェニック動物の系列化を行うとともに他の組織・細胞に対しても領域・時期特異的な遺伝子導入動物の作成のための準備を開始している。
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