研究課題/領域番号 |
14658275
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
穂積 信道 東京理科大学, 生命科学研究所, 教授 (60051744)
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研究分担者 |
山田 健人 慶應義塾大学, 医学部病理学教室, 講師 (60230463)
香山 雅子 東京理科大学, 助手 (80318229)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | ヒトC型肝炎ウイルス / NOD-SCIDマウス / RT-PCR / ヒト肝組織 / 免疫組織化学染色 / HCV / ヒト肝細胞 / 腎皮膜下移植 |
研究概要 |
難病に対する新しい治療戦略の開発にはヒト病態を反映した動物モデルの開発が強く望まれる。最近では遺伝子改変マウスがこの目的のために頻繁に使用されている。しかしこの動物モデルにおいては標的となる臓器はマウスでありヒト病態像を反映しているということは難しい。我々は免疫不全マウス(NOD-SCID)にヒト組織、細胞を移植しヒト疾患動物モデルの開発に貢献してきた。本プロジェクトにおいてはヒト肝組織をマウスに移植しHCV感染モデルの開発を試みている。昨年度まではヒト肝組織(HCV感染肝を含む)をマウス腎皮膜下に移植し、肝組織が3週間にわたり生着することを確認した。本年度はHCV感染患者からの血清や感染性のあるHCVをマウスに導入し、移植肝組織にウイルスが感染するかどうか実験を試みた。HCV患者血清をマウスに注入後、4週間にわたりウイルスタイター(450-910copy/mL)がRTD-PCRにより確認された。またヒト肝組織の免疫組織化学染色によりHVCのNS3抗原の発現が観察された。さらに感染性HCVクローンをマウスに導入後RT-PCRによりマウス血清を調べたところ5日匹中4匹のマウスでHCVの+鎖が検出された。
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