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癌の骨転移におけるシクロオクシゲナーゼの関与

研究課題

研究課題/領域番号 14704038
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関東京大学

研究代表者

森 芳久  東大, 医学部附属病院, 助手 (60343141)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
20,930千円 (直接経費: 16,100千円、間接経費: 4,830千円)
2004年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2003年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2002年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
キーワード腫瘍 / 転移 / 骨吸収
研究概要

昨年度の研究では、乳癌細胞による副甲状腺関連ペプチド(PTHrP)の産生は、骨に蓄積されているトランスフォーミングファクター(TGF)-βによって誘導され、そのメディエータとしてシクロオクシゲナーゼ(COX)-2が関与することが明らかになった。COX-2により産生される因子として代表的なプロスタグランディン(PG)E_2をradioimmunoassay法により定量した。乳癌細胞MDA-MB-231の培養上清中のPGE_2濃度はTGF-β1の添加により濃度依存的に増加し、PTHrPの産生はPGE_2を介していることが示唆された。
従来の腫瘍転移モデルでは、微小転移の同定が困難であり、腫傷転移の定量が不正確であった。In vivoでCOX-2阻害剤の骨転移抑制に対する作用をよりはっきりさせるために、新規骨転移の動物モデルの作成を行った。MDA-MB-231細胞に蛍光タンパク質(GFP)の遺伝子を導入した。発現の強い細胞をヌードマウス皮下に注射し、蛍光を発する腫瘍を形成することを確認した。現在、この細胞を用いて、左心室注射法による骨転移の定量を行っている。また、同所性注射により骨を含む多臓器への転移を生ずることが知られているマウス乳癌細胞4T1にGFPを導入し、同様の実験を行っている。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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