配分額 *注記 |
25,480千円 (直接経費: 19,600千円、間接経費: 5,880千円)
2004年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2003年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2002年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
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研究概要 |
1、in vitroで頭部神経堤細胞より歯牙形成をおこす実験系の確立 in vitroで歯牙形成をおこす系を確立するために、E10、E15、E18、P3各stageマウス胎児よりE10の場合は、第一鰓弓の下顎隆起の口控側1/2をその他のステージは歯胚そのものをmicrodissectした。各組織をデイスペース処理し歯間葉緬胞と歯上皮に分けた後、両者または、歯上皮はそのままで、歯間葉細胞のみをトリプシン、コラゲナーゼ処理し、完全なsingle cellとした。歯間葉細胞と歯上皮のsingle cellをmixし、細胞密度cell-cell contactの確率を上げるため、細胞をspin downしたものを、同系統のマウス腎被膜下移植し、歯牙形成をおこす実験系の確立を試みている。更にその効率をあげるために、小さな種々の濃度のFGF4、BMP2の徐放性ビーズを単独であるいは混合したものを混入し検討を加えている。 2、歯胚の数が増加するミュータントマウスの解析 BMPシグナル伝達系に関わる分子のノックアウトマウスにおいて過剰歯が見い出された(unpublished data)。そこでそのマウスのE10,13,15,17の胎児を用いて、各ステージごとにH-E染色による形態学的評価と歯胚形成に必須な遺伝子(Msx1、2、Dlx1、2、Pax9、Shh,、Wnt7b、EDA等)の発現を確認し、各遺伝子間のヒエラルキーを明らかにし、歯胚の数の制御の分子メカニズムを解析している。 3、歯胚の数を制御する遺伝子の組み換えウイルスの作製 我々が過剰歯が3世代に優性遺伝する家系において同定したRUNX2の遺伝子変異など、数種類のRUNX2の変異体を発現する発現ベクターを作成し、上記システムに異所性に発現させ、検討している。また、RUNX2の変異体を発現する組み換えアデノウイルスを作成している。
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