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生骨組織中での骨細胞の機械的刺激応答能の検討

研究課題

研究課題/領域番号 14704052
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関岡山大学

研究代表者

上岡 寛  岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (80253219)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
21,190千円 (直接経費: 16,300千円、間接経費: 4,890千円)
2003年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2002年度: 18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
キーワード骨細胞 / 細胞内カルシウム / 骨芽細胞 / 機械的負荷 / 共焦点顕微鏡
研究概要

平成14年度の研究により共焦点レーザー顕微鏡を用いて骨組織中の生きた骨細胞を蛍光的に可視化できることを確認した。また、同様の方法を用いれば細胞内カルシウムインディケーターであるFluo3を骨組織中の骨細胞に取り込まし、細胞内カルシウムの動態を観察することが可能であると思われた。平成15年度は、まず、骨系細胞の力学的負荷による細胞内カルシウムの動態を検討するために、骨細胞、骨芽細胞、ライニング細胞を骨組織より取り出し培養し、流体剪断応力を負荷してこれらの細胞の細胞内カルシウムの変化を追跡した。これにより、骨系細胞の細胞カルシウムの濃度、オシレーションの頻度などの基礎的な細胞内カルシウムの動態を得た。その結果、骨細胞、骨芽細胞、ライニング細胞は、ともに流体剪断応力に応答することが明らかになったが、予想に反して骨細胞のカルシウム応答能は、他の細胞に比べて非常に低いことがわかった。細胞内カルシウムの変動は各群で有意差を生じなかった。これらの結果から、in vitroでの骨細胞は機械的応答能が低いことが予測された。また、生骨への機械的負荷は現在負荷装置を開発中であり、今後詳細な情報は得られるものと考えられている。得られた結果と今回のin vitroの結果を比較することにより、骨細胞のまわりの環境が細胞の機械的応答能に影響をあたえるかどうかを検討することができる。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Kamioka, Y.Sugawara, T.Honjo, T.Yamashiro, T.Takano-Yamamoto: "Terminal differentiation of osteoblasts to osteocytes is accompanied by Dramatic changes in the distribution of actin-binding proteins."Journal of Bone and Mineral Research. 19(3). 471-478 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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