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清代後期紹興地方の思想文化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14710008
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 中国哲学
研究機関信州大学

研究代表者

早坂 俊廣  信州大学, 人文学部, 助教授 (10259963)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2003年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
2002年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
キーワード清代後期紹興地方 / 馬一浮 / 趙之謙 / 宋明思想 / 紹興 / 中国近世思想史 / 浙東 / 李慈銘 / 馬浮 / 湯寿潜 / 黄震
研究概要

今年度に公表した研究論文は、一編である。「「宋明思想」研究の現状と課題」と題するもので、そこでは、最近5年間に公刊された「宋明思想」関連の研究書を論評するスタイルをとりつつ、最近の日本の研究状況に対する概括を行なった。そのうち、本研究課題と密接に関連する論点としては、もはや「宋明」という問題の枠組みが通用しなくなりつつあり、我々はより洗練された形で「現場」へと視点を向けなければならなくなってきた、という指摘が挙げられる。これは、本研究課題が「清代後期紹興地方」に着目した、その間題意識を、方法論的に明確化したものだと言えよう。
また、趙之謙・馬一浮それぞれについて、その伝記的研究にも従事した。ただ、これらの項目については、研究論文という形に仕上げるには時間不足であった。今後の課題としたい。
なお、本研究課題は、今年度が最終年度である。本研究課題の成果を今後の研究の進展につなげるため、志を同じくする研究者集団とともに、平成17年度科学研究費補助金「特定領域研究」に応募申請した。「東アジア海域交流と日本伝統文化形成との関係ー寧波の歴史文化についての学際的研究」がそれであり、その中で「寧波における知の営みとその伝統-学脈・宗族・トポフィリアー」という研究班を立ち上げる計画を立てた。この特定領域研究が採択されるならば、本研究課題はそこに発展的な解消を遂げることとなる。言うまでもなく、寧波は紹興に隣接する地域であり、他の研究者とともにその地域を総合的に研究しようとする試みは、本研究課題をより広い文脈において捉え直す作業にもつながることが期待できるからである。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 文献書誌 (4件)

  • [雑誌論文] 「宋明思想」研究の現状と課題2004

    • 著者名/発表者名
      早坂 俊廣
    • 雑誌名

      中国-社会と文化 第19号

      ページ: 391-404

    • NAID

      40006409897

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 早坂 俊廣: "馬一浮「泰和宜山会語」訳注(2)"信州大学人文学部人文科学論集<人間情報学科編>. 第38号. 43-62 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 早坂 俊廣: "「宋明思想」研究の現状と課題"中国-社会と文化. 第19号(6月発行予定). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 早坂 俊廣: "黄震の「浙学」-現実と表象のはざまで-"信州大学人文科学論集<人間情報学科編>. 37. 1-21 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] HAYASAKA Toshisiro: "Local Realities and Later Representations : Ninbo scholars and Daoxue"Interactions and Daily Life -Sings of Changes in the Song Society. 23-45 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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