研究課題/領域番号 |
14710068
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
小林 宏明 金沢大学, 教育学部, 助教授 (50334024)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 吃音 / 構音障害 / 幼児 / 発話特徴 / 非流暢性発話 / 音韻プロセス |
研究概要 |
本研究の目的は、構音障害を併せ持つ吃音児の発話特徴について、発話の非流暢性、構音、その他の発話特徴(発話速度等)について明らかにすることである。また、これらの発話特徴の相違の背景要因を探る目的で、言語学習能力や性格傾向についての検討も実施した。対象児は、構音障害吃音児5名、吃音児9名の計14名と、対照群(吃音も構音障害も持たない児)4歳児、5歳児、6歳児各12名ずつ計36名であった。発話データとして自由遊び場面15分と構音検査場面(日本音声言語医学会と日本聴能言語学会編の構音検査絵カードを使用)を設定した。また、分析の観点として、大澤(1995)による音韻プロセス分析法、Conture(1990)に基づく非流暢性発話分析法を採用した。発話データの分析には、デジタルビデオ(DV)及びデジタルオーディオテープ(DAT)を用いた。また、構音障害児1名、吃音児5名については、それらに加えて、ITPA言語学習能力診断検査、TS式幼児・児童性格診断検査も実施し、言語学習能力、性格傾向についての分析も行った。これらの結果、(1)構音障害吃音児の構音の誤りパターンが、発達に典型的な誤りパターンが多く見られる、(2)構音障害吃音児と吃音児間に吃音の重症度、非流暢性発話のタイプの相違は見られない、(3)構音障害吃音児と吃音児間にその他の発話特徴の相違は特に見られない、(4)構音障害児、吃音児の中には、言語学習能力や性格傾向に問題を持つ児が存在する等の知見が得られた。
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