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幼児の経験に関する語りにおける自己の構成

研究課題

研究課題/領域番号 14710083
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関大阪教育大学

研究代表者

小松 孝至  大阪教育大学, 教育学部, 講師 (60324886)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード幼児 / 語り / 自己の構成 / 社会的発達 / 母子関係 / 保育 / 会話
研究概要

昨年度までに得られた理論的なまとめと試行的な単一事例の分析結果について,さらに検討を進めた。この結果について,国際学会を含む複数の学会等で報告するとともに,公刊の準備を進めた。
また,本年度の4月より,幼稚園4歳児クラスに新入園した園児とその母親を中心に,10組の母子から協力を得て課育での経験に関する母子の会話を入園直後より1年間,7期の調査期間を設けて縦断的に記録した。記録には引き続きICレコーダーを利用し,各調査期間に,家庭での生活に合わせて数回から10回程度の録音記録を行った。この調査に協力を得た母親には,面接調査等も平行して実施し,会話に参加する母親の意識を検討した。さらに,昨年度協力を得た母子にも再度録音調査への協力を依頼し,昨年度の記録と対比して発達的変化を検討するための記録を得た。
以上の記録については,昨年度までに得られた理論的な知見と単一事例の労析結果を基礎として分析作業を行ったが,2005年3月まで記録期間が続いたこともあり,現在も作業を進めている。本年度,縦断的な記録の一部について分析を行ったところ,入園直後からの会話の変化として,子どもの自発的な話題提供回数母親からの話題提供回数,1つの出来事に対して付与される情報の数などにおいて,入園後時期を追うにつれて増加する傾向が示唆された。これらの変化は,母子の相互作用における様々な質的変化を反映したものと考えられ,この点の詳細な検討が今後の課題である。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 小松孝至: "幼児期の生活における「子どもの経験に関する会話」の生起とその意義-保育での経験に関する幼児と家族の会話をめぐって-"大阪教育大学紀要(第IV部門 教育科学). 52(2). 231-239 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 小松 孝至: "幼稚園での経験,友だち,保育者に関する母子の会話:話題と子どもの語り方についての母親の報告から"発達心理学研究. 14(印刷中). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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