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乳幼児期の母子コミュニケーション成立に関わる母親のことばかけの縦断的発達

研究課題

研究課題/領域番号 14710089
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関湘北短期大学

研究代表者

岡本 依子  湘北短期大学, 保育学科, 講師 (00315730)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード代弁 / コミュニケーション / 母親 / 乳児 / 前言語期 / やりとり / 母子コミュニケーション / 発話の機能 / 縦断研究 / 乳児期
研究概要

乳幼児と母親は,どのようにコミュニケーションを成立させているのであろうか。乳幼児は,ことばを獲得する以前から,母親や身近なおとなとのやりとりを成立させている。そのひとつの形式として,本研究では,母親による子どもの「代弁」に着目した。母親は,前言語期の乳児に対して,乳児の意図や行為を「代弁」することで,コミュニケーションを成り立たせている。これまでの研究において,母親の発話を4つの代弁形式および非代弁に整理し,月齢推移との関連で,検討を行ってきた。今年度は,本課題の最終年度であり,いままでに分析を行ってきたケースに加え,さらに分析ケースを増やし,生後0ヶ月〜15ヶ月までの「代弁」の発達的変化をまとめる作業に取り組んだ。
その結果,母親の用いる代弁の,月齢推移は,母親自身がコントロールしているとより,子どもの主にコミュニケーションの発達によって,変化がもたらされていることが示唆された。母親の用いる代弁は,個人差は大きいものの,おおよそ生後0ヶ月から9ヶ月までは徐々に増加する。そして,生後12ヶ月,および,15ヶ月では,大幅な減少を示すケースが見られた。この減少の契機としては,子どもの指さしの増加,理解語の増加,表出語の出現との関連が示唆された。子どものコミュニケーション発達との関連は,今後,ますます検討が必要であろう。また,代弁は,発話主体をあいまいにしている日本語の持つ性質に依存している面も考えられる。今後は,日本語以外の言語におけるやりとりの分析をも検討する必要があるだろう。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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