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余暇診断(成人版)の作成と妥当性検討

研究課題

研究課題/領域番号 14710091
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関東洋大学

研究代表者

片山 美由紀  東洋大学, 社会学部, 助教授 (50265229)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード余暇診断 / 活動・実効的余暇活動 / 鑑賞・票論的余暇活動 / 休息的余暇活動 / ゆとり / 癒し / ILO法 / 有給休暇 / 妥当性 / 生涯学習 / 観光 / レジャー / レクリエーション / スポーツ観戦 / ワールドカップ / 祭
研究概要

昨年度までの調査研究およびレビューによって、若い世代、年配の世代、男性、女性、都市・農村の地域差等、様々な特徴を持つ層の方々に対して有効と思われる余暇診断の概念、構成および尺度項目および反応選択肢の検討を行うことができた。
昨年度までの研究成果をふまえ、本年度は余暇活動のうち1)活動・実行的余暇活動、2)鑑賞・評論的余暇活動、3)休息的余暇活動の各領域において、昨年度までに作成した余暇診断(成人版)が妥当なものであるか否かに関して検討を行った。特に3)休息的余暇活動に関しては年輩層では「ゆとり」をキーワードとして、また若年層では「癒し」をキーワードとしてそれぞれ強い関心が持たれていることが明らかになった。一方で本研究における「余暇診断」では休息的余暇活動を、刺激過重状態として測定するものと積極的に休息を求める活動として活動するものとが含まれており、改善すべき点と考えられた。特に後者については今後の改善課題として、日本社会において、積極的休養を苦手とする風土と価値観が存在することがあげられる。また国際的な労働基準であるILO第132号条約に日本は批准していないが、有給休暇のうち2週間は連続取得することとなれば、介護規範が介護保険成立後大きく変化したのと同様の根本的変化が見込まれることが指摘され、法律批准を阻む要因の検討と働きかけが必要であることが指摘された。
余暇診断については英語版を作成するとともに、使用の手引きを作成した。
本年度、日本文化および日本社会を前提として作成された余暇診断について若干の改善を行ったが、いくつか、余暇診断の文言の変更では対応できない根本的な概念形成に関して、いくつかの課題が残された。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2005 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 文献書誌 (6件)

  • [雑誌論文] 2002年サッカー・ワールドカップとの意外な出会い-「にわかファン」「長年ファン」の関心事、無関心層の憂鬱-2005

    • 著者名/発表者名
      片山美由紀
    • 雑誌名

      日本スポーツ社会学会論文集 14

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 片山 美由紀: "祝祭・獲得・刺激回避志向が観光行動に及ぼす影響 -国内教養旅行派、国内行楽娯楽旅行派、海外旅行派、自然志向旅行派-"日本観光研究学会. 17巻. 29-32 (2002)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 片山 美由紀: "にわかファンは単一層ではない:祝祭・達成・回避型 -2002年日韓合同開催サッカー・ワールドカップにおける観戦行動の分析(1)-"日本社会心理学会. 44号. (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 片山 美由紀: "地域の連帯/振興活動への参加に影響を及ぼすpush要因の分析 -生涯学習活動の実態調査から-"日本観光研究学会. 18巻. (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 片山 美由紀: "2002年日韓合同開催サッカー・ワールドカップにおける観戦行動の分析(2)"日本社会心理学会. 45号. (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 片山 美由紀: "余暇活動水準の上昇に影響を及ぼす要因とその測定-余暇診断の作成-"日本観光研究学会. 19巻. (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 片山 美由紀: "祝祭・獲得・刺激回避志向が観光行動に及ぼす影響 -国内教養旅行派、国内行楽娯楽旅行派、海外旅行派、自然志向旅行派 -"日本観光研究学会. 17巻. 29-32 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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