• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

精神障害者当事者参加型の地域精神保健福祉システムのあり方に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14710140
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関大阪市立大学

研究代表者

清水 由香 (丸山 由香)  大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 助手 (90336793)

研究期間 (年度) 2002 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
5,346千円 (直接経費: 5,346千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 1,146千円 (直接経費: 1,146千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード精神障害者 / 当事者 / ピア / 障害者福祉 / ホームヘルプサービス / 当事者参加 / 地域生活支援 / 訪問介護 / 精神障害者当事者 / 精神障害者地域生活支援センター / 精神障害者地域保健福祉 / ピア・ホームヘルパー / ピア・サポート / 地域精神保健福祉 / 当事者参加型
研究概要

精神障害当事者自身がサービス提供者として活動することの限界と可能性について検討することを目的に、ホームヘルプサービスに焦点を当てて、利用者の立場からみた評価を行った。精神障害者ピア・ホームヘルパー養成事業を行った自治体と協力体制をとり、精神障害者ホームヘルプサービスの全利用者903人を対象に質問紙調査を実施した。質問紙の回収率は502人(57.8%)だった。サービス全般に対する評価、ピア・ヘルパー(以下、「ピアHr」)に対する認知状況や利用希望を把握した。その結果、サービス全般は満足だが、5割の人でヘルパーの交代に苦労していること、話相手への希望が5割と高く、安心できる人間関係がサービスに必要とされることが示唆された。「ピアHr」の認知度は、「ピアHr」の利用者が56人(11%)、「知っている(利用中も含む)」が21%、「聞いたことはあるが詳しく知らない」が13%で、十分な認知を得てはいないことがわかった。「ピアHr」の利用者は、8割が「ピアHr」の利用の継続を希望し、「わからない」は8人(14%)、「やめたい」は0人と概ねよい評価だった。非利用者のうち、「ピアHr」の利用希望者が14%、「利用したいと思わない」が25%、「わからない」が42%だった。希望する理由には、病気や障害の理解が得られる安心感、「ピアHr」の姿を通して就労、回復者のモデルが得られることがあげられた。「ピアHr」を利用しない理由は、「ピアHr」の資質や業務遂行能力に対する不安、障害者同士でのマイナス面や健常者との関わりへの期待、「ピアHr」のことをよく知らない、などがあげられた。ホームヘルプサービスには、話をよく聞き、理解してくれる支援者が求められ、「ピアHr」の長所が活かされる可能性がある。しかし、利用者は業務遂行能力への不安があり、ピアが活躍できる場を支えるために、十分な教育支援体制も必要とされる。

報告書

(4件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi