• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

高齢者の生活システムの再編行動に関する実証的研究2-日本とフィンランドの比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 14710159
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関広島国際学院大学

研究代表者

田中 里美  広島国際学院大学, 現代社会学部, 助教授 (00300129)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
キーワード高齢者 / 高齢者福祉 / フィンランド / 北欧 / 国際比較 / 社会資源 / 生活システム / エイジング / 北海道
研究概要

平成14年-平成15年実施の本研究は、平成12年度および平成13年度に、京都市北区および、フィンランド、トゥルク市にて、65歳から74歳の高齢者、各都市それぞれ1,000名を対象に実施した、老後に向けた準備意識と行動に関するアンケート調査と同一の対象者に対して、インタビューを試みるものである。
インタビューでは、生活各方面にわたって老後に向けての準備が整っている高齢者グループ、および、そうでない高齢者グループの中から高齢者を選び、老後に向けての準備行動に影響を与える要因と、その連関を具体的に浮かび上がらせ、それぞれのグループの特徴を提示することを目標とした。
昨年度は、京都市調査の対象者にインタビュー調査を実施したが、今年度は、トゥルク市調査の対象者に、トゥルク大学内研究室および、個々の高齢者の自宅で、インタビュー調査を実施した。
老後に向けての準備行動に影響を与える要因と、その連関に関しては、職業生活、住宅事情、家族に関する要因、さらには社会保障制度が、それぞれに絡み合いながら影響を及ぼしている様子が明らかになった。ことに職業は、経済的要因として直接、老後の準備に影響を及ぼすだけではなく、社会保障をいかに考えるか、高齢者の扶養をめぐる個人と社会の負担のあり方を把握する発想の仕方にも影響を及ぼしており、こうした迂回路をとりながら、老後に向けての準備行動のみならず、老後の生活保障に関する意識と行動全体に影響を及ぼしている点が明らかになった。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi