• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

教育機関のフィールドリサーチにおける倫理網領の文化比較

研究課題

研究課題/領域番号 14710206
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関安田女子短期大学

研究代表者

廿日出 里美  安田女子短期大学, 保育科, 助教授 (40248323)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードフィールドリサーチ / 倫理網領 / 教育機関 / 文化比較 / 日本 / グローバリゼーション / 実践 / マルティボーカル・エスノグラフィー / 台湾 / 韓国
研究概要

最終年にあたる平成16年度は,過去二年間に収集してきた国内外で実質的に機能している倫理委員会や研究/教育機関等の倫理規定の具体的な運営方法にかんするデータを集約して,マルティボーカル・エスノグラフィーを援用したカンファレンスを実施し,そこでの議論を踏まえた研究成果を報告書にまとめた。データは,「倫理宣言」や「倫理網領」等の印刷物に加え,それらの運用過程を面接調査とフィールドワークをとおして収集した。文献資料やフィールドワークを行った対象は,日本,韓国,台湾,ニュージーランド,オーストラリア,ブラジル,および,アメリカ合衆国の7カ国にのぼる。収集データを分析した結果,制度や印刷物のレベルではグローバル化がすすんでいても,フィールドリサーチで実際にとられる運営方法は,「契約型」,「紹介型」,「折衝型」,「開放型」の4つの特徴的な類型にわけられることがわかった。この結果は,教育研究における人権概念や倫理観が,制度や倫理網領を媒介としながらも,その運用は関係者のローカルな文化的実践のなかに埋め込まれ,文化的歴史的な文脈のなかで常に再解釈されることを示唆するものである。実際のフィールドリサーチを当事者として体験しながら行った成果については,次の学会や研究会等で発表している。「異文化間の移動・協働を可能にする保育実践を考える-発達の連続性の観点から-」(日本保育学会第57回大会/2004年5月),「グローバル化を背景にした保育カリキュラムの現状と課題」(広島大学大学院教育学研究科附属幼年教育研究施設創立40周年記念シンポジウム/2004年9月),「グローバル化を背景にした保育カリキュラムの現状と課題」(北海道大学大学院2004年度VAD (Vygotskian Approach to Development)研究会/2004年9月)。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2005 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件) 文献書誌 (4件)

  • [雑誌論文] 教育機関のフィールドリサーチにおける倫理網領の文化比較-実践と研究との共同構築に向けて-2005

    • 著者名/発表者名
      廿日出 里美
    • 雑誌名

      平成14〜16年度科学研究費補助金若手研究(B)研究成果報告書 (印刷中)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] グローバル化を背景とした保育カリキュラムの現状と課題-実践と研究との共同構築に向けて-2005

    • 著者名/発表者名
      廿日出 里美
    • 雑誌名

      幼年教育研究年報 第27巻(印刷中)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] 多文化に生きる子どもたち(山田千明編)2005

    • 著者名/発表者名
      廿日出里美(共著)
    • 出版者
      明石書店(印刷中)
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 廿日出里美: "子どもの実践知"『幼児期からの国際理解教育構築への多角的アプローチ』平成13〜15年度科学研究費補助金基盤研究(B)報告書. (印刷中). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 廿日出里美(分担執筆), 小田豊, 神長美津子編著: "教育課程総論"北大路書房. 16 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 廿日出里美: "日本の就学前教育施設と小学校における人間関係の組織化過程にかんする人類学的研究"上廣倫理財団『研究助成報告論文集』. 第13回(発表予定). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 廿日出里美(分担執筆), 関口はつ江, 太田光洋編著: "実践への保育学"同文書院. 8 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi