研究課題/領域番号 |
14710212
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 群馬大学 (2004) 独立行政法人大学入試センター (2002-2003) |
研究代表者 |
荒牧 草平 群馬大学, 教育学部, 助教授 (90321562)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | カリキュラム・トラッキング / トラッキング / 高校ランク / 家庭背景 / 多様化・個性化 / 高校教育制度 / 価値志向 / 教育機会 |
研究概要 |
本年度の研究実施計画に基づいて以下の研究を行った。1)学習塾などの学校外教育の利用状況とその効果に関する研究。2)戦後の我が国における教育機会の趨勢に関する研究。3)高等学校におけるカリキュラムの構造的特徴とその地理的分布状況に関する研究。 1)では、小中高それぞれの学校段階における学習塾などの利用状況における階層差、および、それぞれの段階における進路選択に対する塾等利用の効果、塾等利用と階層の交互作用などを分析し、従来検討の行われなかった、高等学校における塾等利用において階層差が大きいこと、それが高校卒業後の進路選択と強く結びついていること、等を明らかにした(学術雑誌に投稿し、現在審査を受けている)。 2)に関しては、この分野でデファクト・スタンダードとなっているMareモデルを批判的に検討し、「階層効果逓減現象」が中等教育の普及期にのみあてはまること、階層効果の変動が、一般的な「最終学歴の線型モデル」で指摘された教育制度改革の効果でなく、教育水準の変動と関連している可能性が考えられること等を明らかにした(研究発表の1つめに相当)。現在は、測定されなかった異質性や統計モデルの改良、学校教育の質的差異(トラッキング)の影響などについて研究を進めている。 3)については、高等学校のカリキュラムに関する調査結果や関連資料の分析を進め、カリキュラムの構造的特徴に関して3つの傾向性を抽出し、その分布が地域ブロックごとに偏っていること、特色化を推進する傾向と学力を重視する傾向を排他的に選択する学校の割合が相互に関連していること等を明らかにした(研究発表の2つめに相当)。
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