• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

現代国際法における陸地境界画定法理の解明

研究課題

研究課題/領域番号 14720025
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 国際法学
研究機関福岡国際大学

研究代表者

深町 朋子  福岡国際大学, 国際コミュニケーション学部, 専任講師 (30310014)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード国家領域 / 境界画定 / 陸地境界 / 海洋境界 / 領域権原 / 国境画定 / ウティ・ポッシデティス / タールヴェーク / 領域紛争 / 国境紛争
研究概要

空間秩序に関する国際法のうち、海洋や宇宙空間については近年の学界において多方面から検討が深められてきたのに対して、陸地を対象とする研究はわが国ではいまだ十分に展開されていない。本研究では、国家領域のうち領土を限界付ける「陸地境界」の境界画定における国際法の役割を、境界画定の適用法規という観点から明らかにすることを目的とした。領土をめぐる紛争については、国際判例が相当程度蓄積している。そこで、判決で用いられた陸地境界画定法埋を整理する一方で、学説における理論化状況を再検討して、両者の整合的理解を試みた。さらに、陸地境界画定の特徴を明確化するために、陸地境界画定と海洋境界画定に対する国際法の規律方法の異同やその理論的基礎付けについても考察した。
より具体的には以下の項目について研究を進めた。(1)ウティ・ポッシデティスおよびタールヴェークの各原則について、その法的性格と機能を総括した。(2)等距離中間線規則に代表される海洋境界画定の諸法理と、陸地境界画定の法理との比較可能性を検討した。(3)国家による領域主権の取得方式、すなわち領域権原が争点になるといわれる領域帰属紛争を、境界画定紛争と区別する意義と妥当性を検討した。その際の手がかりとして、近年の領域判例で多用されている「実効性(effectivites)」概念に着目し、その内容と機能の整理を行った。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi