• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

開放経済における人口動態と産業構造の関係について

研究課題

研究課題/領域番号 14730005
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 経済理論
研究機関東京工業大学

研究代表者

金子 昭彦  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (10282873)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードDynamic Heckscher-Ohlin model / Financial trade / Overlapping generations / 世代重複モデル / 動学的貿易モデル / 特化
研究概要

本研究では,無限計画期間を持つ代表的個人ではなく,新しい家計が経済に誕生する世代重複モデルにより,動学経済における貿易パターンを分析することであった.
前年度の研究では,世代重複モデルでの貿易パターンが,定常均衡の安定条件と各セクターの資本集約度という,静学のヘクシャー・オーリンモデルでの決定要素と動学的な要素が組み合わせって決定されることがわかった.
今年度は,前年度の研究に於いて無視されていた資本取引を導入した.これまでの貿易理論は静学モデルでも動学モデルでも資本取引は無視されてきた.しかし,いくつかの実証分析(Shibata, Akihisa. and Mototsugu Shintani (1998) "Capital Mobility in the World Economy : an alternative test" Journal of International Money and Finance 17,741-756やObstfeld, Maurine (1989)や"How integrated are world capital market? Sone new tests" Debt, stabilization and development : essays in memory of Carlos Diaz-Alejandro edited by Guillermo Calvo et al. B.Blackwelなど)により,資本取引の重要性が高まってきていることが指摘された.資本取引を導入した結果,貿易パターンの決定が劇的に変わることがわかった.具体的には,世代重複モデルであっても資本取引の存在によって完全特化がおこることが明らかにされた.これは,資本取引の結果,世界市場での金融資産の利子率との裁定が成立するため,2財生産を前提とした利子の決定メカニズムと矛盾するからである.

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi