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取引ごとに観測される金融データの計量分析に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14730022
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 経済統計学
研究機関神戸大学 (2004)
北海道大学 (2002-2003)

研究代表者

古澄 英男  神戸大学, 大学院・経営学研究科, 助教授 (10261273)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードスプライン基底 / ベイズ推定 / マルコフ連鎖モンテカルロ法 / ハザード関数 / ACDモデル / ヘイズ推定
研究概要

今年度は研究実施計画にもとづいて,
1.スプライン基底によって表された変動係数モデルにおける節点の数の決定問題
2.取引量など他の変数をモデルに組み込んだ新たな計量モデルの作成
3.1,2で提案されるモデルに対し,マルコフ連鎖モンテカルロ法による推定方法の開発の三点を中心に研究を進めた.
1については,Green(1995,Biometrika)によって提案されたリバーシブル・マルコフ連鎖モンテカルロ法を適用することにより問題の解決を試みた.スプライン基底の節点を連続変量とした場合には,推定が難しくなるので,本研究では候補となる節点集合をデータ集合として問題を離散的に取り扱うことにした.このとき,データ数が多いときには節点の候補集合が大きくなり,既存の方法では効率が悪くなることを,シミュレーションなどの実験によって明らかにした.そこで,本研究ではアルゴリズムの効率性を改善するために,Liu他(2000,JASA)のMultipoint法にもとづいて新たな推定方法を提案した.また,提案する推定方法をシミュレーションや実際のデータに適用したところ,これまでと比べて効率性が改善されることが分かった.
次に,取引量など他の変数を取り入れてACD(Autoregressive Conditional Duration)モデルを拡張するために,Single-Indexモデルを応用することを考えた.これにより,ACDモデルよりも柔軟でしかも変数間の非線形関係を考慮した計量モデルを構築することができた.本研究で提案するモデルは複雑であるために,ハイブリッドモンテカルロ法を用いた効率的な推定方法の開発を行い,実際のデータに適用を行った.これらの研究成果は,現在論文としてまとめているところである.

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] Bayesian and Non-Bayesian Analysis of Gamma Stochastic Frontier Models by Markov Chain Monte Carlo Methods2005

    • 著者名/発表者名
      Hideo Kozumi, Xingyuan Zhang
    • 雑誌名

      Computational Statistics (印刷中)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] Hideo Kozumi: "Posterior Analysis of Latent Competing Risk Models by Parallel Tempering"Computational Statistics and Data Analysis. 未定. (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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