• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

企業社会戦略の類型化と構造分析-社会戦略の経営学的実証研究-

研究課題

研究課題/領域番号 14730091
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 経営学
研究機関北海道大学

研究代表者

谷口 勇仁  北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (60313970)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード社会戦略 / ステイクホルダー / 社会業績
研究概要

本年度は,研究の最終年度に当たるため,昨年度の検討を基に精緻化した社会業績の分析枠組にもとづき,日本企業の系統的な社会業績のデータを継続的に収集している調査グループから入手した社会業績(Social Performance)のデータ分析を試みた.具体的には,社会業績をステイクホルダーアプローチにもとづいた分析枠組によって類型化し,当該企業の経済業績との関連性についてどのような関係が見られるのかを検討することである.ただ,社会業績の指標の選択,経済業績の指標の選択によって,分析結果が異なり,多様な解釈が可能であり,最終的な含意については現在考慮中である.
また,本年度は具体的な企業のケース分析も試みている.特に,雪印乳業株式会社への集中的なインタビュー調査(東京本社2回,大樹工場1回,苗穂工場1回)を行った.そこでは,2000年6月に発生した雪印乳業食中毒事件について,企業側の視点から事故の推移を再検討している.再検討の結果,従来なされている雪印乳業の批判は必ずしも適切ではないという興味深い知見が得られた.このケース分析を基に,2004年9月に日本経営学会のワークショップにて報告を行った.また,この成果の一部として,論文「CSRにおける2つの視点-「企業の論理」と「社会の論理」-」において枠組の全体構想の整理を行った.
研究成果の全体は,現在まだ公表する段階にはないが,今後,学会等で報告を行ない,得られるであろう様々なアドバイスを反映させることにより,明確な含意の導出を試みたい.

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] CSRにおける2つの視点-「企業の論理」と「社会の論理」-2005

    • 著者名/発表者名
      谷口 勇仁
    • 雑誌名

      経済学研究(北海道大学) 54・4

      ページ: 64-74

    • NAID

      110004470473

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi