• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

研究開発部門における業績評価・報酬システム

研究課題

研究課題/領域番号 14730121
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関岡山大学

研究代表者

諸藤 裕美  岡山大学, 経済学部, 助教授 (20335574)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード研究開発 / 業績評価 / 報酬 / 中核技術 / 内発的動機付け / 共通費 / バランスト・スコアカード / 研究開発者管理 / 報酬システム / 創造性 / 内発的動機づけ / インセンティブ / モチベーション
研究概要

1.研究開発活動の多くを占める「不確実性の高い仕事」に効果的といわれてきた内発的動機付けの高さと業績との関係、業績評価システムや報酬システムの設計・運用上の各要因と内発的動機付けとの関係を、会計学の知識に加え、心理学、研究開発管理、リーダーシップ論の文献を用いて詳細に考察してきた成果をまとめた。しばしば言われる「金銭的報酬の内発的動機付けに対するマイナス効果」は必ずしも妥当でない点、自己による目標設定、タスク遂行、業績評価が必ずしも動機付けや業績にプラスではない点、既存の研究は短期的な効果のみ見ており今後長期的効果をみていく必要がある点を述べた。
2.企業・事業戦略と研究開発活動の方向性の一致を確保するための管理会計システムを考察した。昨年度は、主に会計領域内の研究レビューにより、中核技術の開発やそれを用いた製品開発を促進するために、どのようにバランスト・スコアカード(全社レベル・事業部レベル・研究所レベル)を作成すべきか、本社研究開発費の各事業部への配分はどのように行うべきかについて考察を行った。しかし、それらの研究はR&Dに焦点を当てたものではなかったり、最近の戦略論の議論を反映していないものが多かった。それゆえ今年度は、企業・事業戦略やR&Dプロセスそのものに関する新たな議論の理解に努めた。中核技術を蓄積する過程で、収益よりも学習に重きをおいた事業展開を行う際の管理会計システムのあり方、破壊的技術への適した対処を促進する管理会計システムのあり方など、いくつか更に追究すべき点が存在するので、今後それらの更なる追究に努めたい。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 文献書誌 (2件)

  • [雑誌論文] 研究開発活動における業績評価・報酬システムの考察2004

    • 著者名/発表者名
      諸藤裕美
    • 雑誌名

      會計 166・3

      ページ: 428-441

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 諸藤裕美: "中核技術蓄積のための管理会計システム"會計. 164巻5号. 59-71 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 諸藤 裕美: "報酬付与の創造性への影響に関する一考察〜研究開発領域の報酬システムへのインプリケーション"岡山大学経済学部ディスカッション・ペーパー. II-53. 17 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi