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企業評価のあり方が企業内部の業績評価・意思決定に及ぼす影響についての考察

研究課題

研究課題/領域番号 14730131
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関名古屋市立大学 (2003)
名古屋商科大学 (2002)

研究代表者

木村 史彦  名古屋市立大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (10329691)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2003年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード実証会計理論 / 経営者の会計行動 / コーポレート・ガバナンス / 会計発生高 / 研究開発投資 / 裁量的会計行動 / 企業のガバナンス構造 / 近視眼的投資行動
研究概要

本研究では,企業外部者による企業評価のあり方が,企業内部の業績評価・意思決定に及ぼす影響について考察した.分析は,実証会計理論(positive accounting theory)のフレームワークに依拠しつつ、企業内部における業績評価・意思決定に及ぼす影響として経営者の会計行動に注目し,これと企業評価との関係を分析した.
「利益数値制御の推定方法に関する一考察」ならびに「契約論ベースの会計研究の分析フレームワーク」は予備的な考察であり,経営者の会計行動をいかに分析をしたらよいのかについて,先行研究のサーベイを中心に考察した.前者では,経営者の会計行動(利益数値制御)を特定化する方法として,様々なものが提案されているが,それぞれ利点と問題点があり,いくつかの方法を組み合わせて用いることが有用であるとの指摘をした.また,後者は,経営者の会計行動に及ぼす要因について,コーポレート・ガバナンスの観点から議論することが有用であることを示唆するものである.
「経営者の近視眼的投資行動と企業のガバナンス構造-研究開発投資水準の決定をめぐって」では,日本における主要な特徴とされる安定株主,メインバンク制といった,安定的なガバナンス構造があるもとでは,経営者は将来的には企業価値を高めることが予想される研究開発投資を削減するような近視眼的な行動をとらないことを見いだした.しかし,こうした傾向は,90年代後半以降見いだされておらず,近年のガバナンス構造の変化とともに,企業評価のあり方と経営者の意思決定の関係が変化していることも明らかとなった.

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 木村史彦: "経営者の近視眼的投資行動と企業のガバナンス構造-研究開発投資水準の決定をめぐって"管理会計学. 11巻1号. 43-56 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 木村史彦: "利益数値制御の推定方法に関する一考察"會計. 164巻3号. 37-52 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 木村史彦: "契約論べースの会計研究の分析フレームワーク"名古屋商科大学総合経営・経営情報論集. 47巻・2号. 109-123 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 木村史彦: "契約論ベースの会計研究の分析フレームワーク"名古屋商科大学総合経営・経営情報論集. 47巻2号. 109-124 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 木村史彦: "利益数値制御の推定方法に関する一考察"曾計. (近刊).

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 木村史彦: "経営者の近視眼的投資行動と企業のガバナンス構造-研究開発投資水準の決定をめぐって-"管理会計学. (近刊).

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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