• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

太陽フレアとCMEのつながりと発生要因に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14740128
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 天文学
研究機関滋賀大学

研究代表者

大山 政光  滋賀大学, 教育学部, 講師 (80332716)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード太陽 / 太陽フレア / 硬X線 / CME / ようこう衛星 / SOHO衛星 / フレア / 浮上磁場
研究概要

今年度の研究手順の概略は以下の通りである。
1、太陽観測衛星「ようこう」には、4つのエネルギー帯でフレアを観測することができる硬X線望遠鏡が搭載されていた(Lバンド:13.9-22.7keV, M1バンド:22.7-32.7keV, M2バンド:32.7-52.7keV, Hバンド:52.7-92.8keV)。そこで、CMEを観測しているSOHO衛星打ち上げ後の1996年1月から2001年9月の間に硬X線望遠鏡によって観測されたフレアのうちM2バンドで15カウント以上のフレアを選び、[L,M1]と[M1,M2]によるスペクトルインデックス(γ)を調べた。また、γ(M1/L)とγ(M2/M1)の差Δγも求めた。
2、次に経度45度から90度の範囲で発生したフレアを用いて、関連したCMEの有無をSOHO衛星のLASCOを用いて調べた。CMEの発生が見られた現象では、LASCOのCMEカタログのCME高度を参考に、速度、加速度を求め、さらにM2バンドの硬X線放射が最大になる時間の速度と高度を外挿した。
結果は以下の通りである。初めに、実施計画で予測したΔγがプラスかマイナスかでフレアとCMEの関係に違いがあるかについてである。上記の基準を満たしCMEが関係していた14例の解析を行ったが、高度や速度や発生のタイミングに顕著な違いが見られなかった。ところが、γ(M1/L)の値が4.0〜4.3の範囲を境に、減速するCMEと加速するCMEに分けられることが今回新たに分かった。その原因を探るため、Xクラスフレア3例を含む発生経度が45度以下のフレアを4例加え、それぞれXクラス2例、M6.0以上が2例ずつ含むようにした。その状態でも結果は変わらず、このことからX線クラスの強弱が加速・減速の違いに直接関係していないことも分かった。以上のように、今年度の課題研究を通して、今後のCME研究にとって重要な結果を見出すことができた。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi