• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

非線形フォトニック結晶における局在パルスおよびビーム散乱の理論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14740249
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 物理学一般
研究機関愛媛大学

研究代表者

飯塚 剛  愛媛大学, 理学部, 助教授 (10263922)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードフォトニック結晶 / 非線形性 / ギャプモード / ポテンシャル / 散乱 / ギャップトリソン / ギャップソリトン
研究概要

平成15年度は2次元のフォトニック結晶に焦点を当てて静止局在波の存在を追及したが、平成16年度は再び1次元のモデルを考えた。ただし、ポテンシャル効果を考慮に入れてギャップモードにおける動く局在波の散乱、およびとラッピングを数値シミュレーションの立場から研究した。ポテンシャルがδ関数的ならば、トラップされた局在波の存在はKivsharらによって理論的に予言されている。われわれは、非線形結合モード方程式をベースにギャップソリトン解をδ関数ポテンシャルに入射させた。
ポテンシャル強度(以下単に強度と呼ぶ)が十分正の値で大きいときは、いったんは完全反射波的にな挙動を示すが反射波は安定な局在波とはならず徐々に分散していった。強度の絶対値が小さいときは反射波透過波両方が出現するが、いずれも時間と共に局在性が失われた。これらの性質は非線形シュレディンガー(NLS)モデルとは大きく異なっている。
強度が負の値で十分大きいときは反射波があるものの、一部のエネルギーがポテンシャルにトラップされた形になっており局在波が観測された。モード解析を行ったら丁度ギャップ内に入っておりこれはKivsharらが発見したモードだと考えられる。
また1次元のフィボナッチフォトニック結晶に関する理論的研究も行った。これは以前から研究されていた量子1体問題に焼きなおすことが可能であり、代数学的(逆ベキ的)に減衰する孤立波の存在を予想した。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Takeshi Iizuka: "Statistical Analysis of the Pedestrian Flow"Control in Transportaiton Systems. CTS03. 385-390 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] T.Iizuka: "Gap Solitons Nonlinear Polyatomic Chains"Journal Physical Society of Japan. 71. 1284-1295 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 飯塚 剛: "ソニック結晶の非線形波"京都大学数理解析研究所講交録. (発表予定). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi