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突発災害対応型浅海用海底地震計の開発

研究課題

研究課題/領域番号 14740260
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 固体地球物理学
研究機関東京大学

研究代表者

山田 知朗  東京大学, 地震研究所, 助手 (40323654)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード海底地震計 / 海底観測 / 余震観測 / 緊急観測 / ヘリコプター / 圧力計
研究概要

平成16年度の研究実施計画に基づき,海底地震計各基本要素の試験,従来型海底地震計の再検討,海底地震観測への適用をおこなった.海底地震計基本要素の試験として,以下を行った.まず,センサーについては,緊急時には機材の輸送方法が限定されることから,小型かつ衝撃に強いものが望ましい.そこで,消費電力の点で不利となるが,地震発生直後の短期間の観測ができればよいものと考え,加速度計の導入を試みた.従来から自己浮上式海底地震計で使用されている,低消費電力型のレコーダを用い,センサー出力を適切に記録するように改良を施した後,まず陸上で収録試験を行った.次に,海底における収録記録の良否を確認するため,8月に宮城沖で実施された構造探査実験の中で海底地震計1台の中に,従来型4.5Hz速度計センサーに加え,加速度計を搭載してエアガンならびにダイナマイトによる制御震源記録の収録を試みた.利得の設定の問題のため,あらたなセンサーの記録は,宮城沖における構造調査としての解析に使用できるレベルには達していなかったが,敷設時の空中姿勢や,回収時の水中における姿勢は,従来とかわらず,地震計を回収することができた.また,宮城沖の他に当初計画されていた茨城沖/東南海・南海/日向灘における海底地震観測に参加すると共に,9月に発生した紀伊半島南東沖における地震を受け,ヘリコプターを用いた緊急海底地震観測に参加した.この中で,作業手順の効率化による,地震計準備期間の短縮化をはかった.また,12月に発生したスマトラ沖の地震を受け,余震観測用に海底地震計を急遽準備したが,このなかで,消費電力の削減を試みつつ,加速度センサーの搭載を行い,現在も観測中である.

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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