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3次元非構造格子電磁粒子コードによる宇宙飛翔体環境シミュレータの開発

研究課題

研究課題/領域番号 14740286
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 超高層物理学
研究機関国立極地研究所

研究代表者

岡田 雅樹  国立極地研究所, 情報科学センター, 助手 (40270425)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードプラズマ / シミュレーション / 宇宙 / 飛翔体 / 環境 / 物理学 / プラズマ理工学 / 電磁波 / 電磁粒子シミュレーション / 飛翔体環境
研究概要

本研究では、人工衛星近傍のプラズマ電磁環境を精密に再現することができる3次元のプラズマ電磁粒子コードの開発を行った。衛星の形状をモデルとして正確に扱うことを可能にするためには、まず電磁界を扱う空間格子として非構造4面体要素を用いて空間を離散化する。それをマックスウェル方程式に適用し電磁界の時間発展を計算する。さらに衛星近傍のプラズマの挙動を正確にモデル化するためには、プラズマを粒子として取り扱い、上記の電磁界によって与えられるローレンツ力を考慮した運動方程式を個々の粒子について解き進める。さらに、プラズマ粒子の運動によって発生する空間電荷や、電流密度をマックスウェル方程式に反映させることにより自己無撞着(self-consistent)なシミュレーションコードを完成する。
本年度は、可能な限り現実的なモデルを取り扱うことを目標とし、衛星形状のモデル構築および大規模3次元シミュレーションコードの開発、最適化を行った。3次元CADを使用し、球プローブの非構造格子モデルを作成し実験を行う一方で、地球シミュレータを使用した大規模3次元シミュレーションコードの最適化を行った。大規模3次元シミュレーションコードは、1000×1000×1000グリッドのモデルを扱うことが可能になり、静止衛星軌道上の衛星を扱う場合10km立方の空間をモデル化することが可能になった。非構造シミュレーションコードでは、球プローブモデルをおよそ1万節点の4面体要素でモデル化し、実験を行った。今後、理論計算との比較を行い、シミュレーション精度の評価を行う予定である。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Okada, M.: "Study of spacecraft-plasma environment simulationusing the Earth Simulator"Proc.24 International Symposium on Space Technology and Science. (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 臼井英之: "宇宙機環境の計算機シミュレーション"航空宇宙学会誌. (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 岡田雅樹: "プラズマ粒子シミュレーションで使用する境界条件"天体とスペースプラズマのシミュレーションサマーセミナー講義テキスト. 213-220 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 岡田 雅樹, 松本 紘: "Simulation technique of electromagnetic environment in the vicinity of a spacecraft"Proceedings of 23rd ISTS 2002-b-30. Vol.2. 385-388 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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