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ヨウ素129のAMS測定による日本近海のメタンハイドレートの形成年代の解明

研究課題

研究課題/領域番号 14740311
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 地球化学
研究機関東京大学

研究代表者

松崎 浩之  東京大学, 原子力研究総合センター, 助教授 (60313194)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード加速器質量分析 / タンデム加速器 / ヨウ素129 / TOF / ガスカウンター
研究概要

昨年度、東京大学原子力研究総合センタータンデム加速器研究部門に設置されているタンデム加速器ビームシステムのAMSコースに設置した、ガスカウンターによるヨウ素129測定システムについて、スペクトル中に現れる妨害分子イオンを同定し、^<129>I/^<127>I比で、3×10^<-14>のバックグラウンドを達成した。ついで、バックグラウンドを決めている要因を検討し、次の3つの可能性まで絞り込んだ:
1)安定同位体^<127>Iの紛れ込みによる影響
2)テルル128(^<128>Te)の紛れ込みによる影響
3)ブランクサンプルに^<129>Iそのものの含まれている可能性
これを明らかにするため、MCP(Multi Channel Plate)-MCPによるTOFシステムを構築し、^<127>Iの同定を目指している。TOFシステムにおいては、スタート・ストップ間のビームトランスミッションおよび、タイムジッターの少ないディテクターシステムを開発し、ビームラインに組み込んだ。これにより、従来よりトランスミッションは約2倍に改善したが、時間分解能については更なる改良が必要である。
現在のパフォーマンスでは、地球化学的サンプルを測定するにはまだ改良の余地が残った。したがって、実サンプルとしては、千葉県のかん水中の^<129>I/^<127>I比を測定し、少なくとも3,500万年以上の年代を確定したにとどまった。
しかしながら、本研究で開発したシステムは、環境中の^<129>Iを測定するには十分の性能であり、わが国で本格的な核燃料再処理が稼動する前の、各地の土壌中の^<129>I濃度のバックグラウンドレベルを系統的な測定を開始することができた。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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