研究概要 |
咋年度の結果から細孔性の異なるメソポーラスシリカと金属フタロシアニンの導入量を変化させ光触媒である酸化チタン存在下での反応について反応性について検討を行った。メソ細孔性シリカの合成では十分な結晶がえられていなかったり,分散時にミリングすることにより結果比較的ブロードな細孔径分布を持つシリカがえられた。機器の都合で真空脱気後の液相による含浸のみで金属フタロシアニン(銅フタロシアニン)のドープを行った。導入量は液相の銅フタロシアニンの濃度差でコントロールした。 調製した試料に特別性のセルを用意し一酸化窒素を導入後太陽光ランプで光照射を1、2、4、8、12,及び24時間の照射を行ったところ24時間照射のものに0.5%程度の一酸化窒素の現象が見られた。一度の実験のものによる為再度確認実験を行う予定である。また、酸化チタンをの共存下で同様の実験を行うことでさらに高度な分子変換が行われるととが予想されるため、今後これについても詳細に検討を行っていく予定である。また昨年行った電気粘性流体としてのシリカ-フタロシアニン粒子の粒子分散系についてもあわせて研究を進めた結果、低粘度シリコーンオイルを用いることでより早い反応時間を示す分散系の調製に成功した。しかしながら電気泳動をしやすい点が問題をなり粘度と粒子の分画について検討を行う必要がある。また、使用電流も高粘度シリコーンオイルより高くなっており制御が必要である
|