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底生生物群集に火山性溶岩が与える影響:群集構造の決定における基質の相対的重要性

研究課題

研究課題/領域番号 14740422
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生態
研究機関鹿児島大学

研究代表者

山本 智子  鹿児島大学, 水産学部, 助手 (80305169)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード群集構造 / 潮間帯 / 転石 / 火山性溶岩 / 底生生物 / 付着基質 / 種間相互作用 / 空間スケール
研究概要

幼生の供給量や海水の無機的環境と基質の地質学的性質が、潮間帯底生生物群集の構造決定に果たす相対的投割を明らかにするため、数回に渡る桜島の大噴火によって形成され、成立年代の異なる溶岩性の海岸を各2カ所ずつ選んで、以下の調査を行った。
a)各海岸の底生生物の群集構造
各海岸において、3ヶ月ごとに底生生物の種組成と現存量の調査を行い、各海岸の底生生物群集構造の特徴を明らかにした。海岸間の変異が大きく、種数にして2倍近く、個体数にして7倍の格差が見られた。
b)植物プランクトンの現存量の海岸間差とその季節変化
c)水質環境の海岸間差とその季節変化
各海岸で毎月、植物プランクトンを採集してクロロフィル量を測定するとともに、海水中の栄養塩濃度を計測したところ、季節を問わず両者の間に一定の相関があることが明らかになった。
d)底生動物の幼生加入量の海岸間差
各海岸の幼生加入量を明らかにするため、着底板を設置し、一ヶ月後実験室に持ち帰って実体顕微鏡下で観察したが、着底を確認することはできなかつた。接写したデジタルカメラの映像から、着底直後個体数を算出できることが分かったため、現在解析中である。
これまでの調査結果は、a)を中心に論文(桜島転石海岸の潮間帯における貝類群集と環境要因の関係)にまとめ、日本貝類学会誌に投稿中である。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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