研究課題/領域番号 |
14740469
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
系統・分類
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
横山 潤 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 助手 (80272011)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | イチジク属 / イチジグコバチ類 / 分子マーカー / 遺伝的分化 / 雌雄異株 / 雌雄同株 / 雌雄性 / AFLP |
研究概要 |
前年度AFLP解析を行った雌雄異株性のイチジク属植物3種(イヌビワ、オオバイヌビワ、ハマイヌビワ)について、花嚢からmRNAを抽出し、RT-PCRによってcDNAを作成して、雌雄で異なる発現パターンを持つ遺伝子の探索を行った。その結果、AFLP解析と同様に、いずれの種でも個体間でえられる増幅産物め差に乏しく、各系列に特異的な増幅産物は得られるものの、雌雄性と強く連鎖していると推定される産物は得られなかった。雌雄性とのあいだに弱い相関をもつ産物について塩基配列の決定を行ったが、これまで雌雄性との関連が知られている遺伝子の配列は得られなかった。この結果は、野外から採集した個体について行った解析結果でも同様で、栽培個体の場合より個体間でえられる増幅産物の差は大きかったものの、やはり雌雄性と強い連鎖を示す増幅産物は得られなかった。しかし、弱いながらも雌雄性と関連が見られたこれらの遺伝子の配列は、既知の遺伝子との明瞭な相同性がなかったため、雌雄性に関わる新規遺伝子である可能性がある。 一方、昨年度に引き続き解析を行っているAFLP解析については、雌雄性とのあいだに弱い相関をもつ産物の近傍に位置する領域の塩基配列の決定を行った。その結果、部分的ではあるがORFとおぼしき配列が得られてきている。これらも上述の配列同様、既知の遺伝子との明瞭な相同性がなく、上述の配列とは異なるものであった。これらのことから、イチジク属植物の雌雄性決定機構には、複数の新規遺伝子が関与している可能性が示唆された。
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