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大洋島における海洋性アシナガバエの種分化と起源

研究課題

研究課題/領域番号 14740477
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 系統・分類
研究機関滋賀県立琵琶湖博物館

研究代表者

桝永 一宏  滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 学芸員 (50344346)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード系統 / 進化 / 分類 / 生物地理 / 分子系統 / 双翅目 / 種分化 / 分散
研究概要

大西洋地域の海洋島であるカナリア諸島の全7島18地点(フェルテベンツラ島,ランザローテ島、グランカナリア島、テネリフェ島、ラパルマ島、イエロ島、ゴメラ島の7島)およびこれらの島々への種の供給地のひとつであると考えられるイベリア半島東岸2地点スペイン(サンタクルス,サグレス)と地中海のマヨルカ島2地点、およびアフリカ大陸のモロッコの3地点の計8島25地点で,双翅目昆虫の海洋性アシナガバエについての徹底的な分布調査を行い,本グループの大西洋地域の海洋島における生物地理図を作成した.その結果,カナリア諸島から2属3新種5既知種,イベリア半島から1属2新種2既知種、マヨルカ島から1属1新種2既知種、モロッコから1属1新種4既知種を採集した.これらの種のうちカナリア諸島で得られた8種は他の地域からは発見されていない固有種であった.採集に適した季節と調査地点の状況から,これらの地域での現生種の解明率は,ほぼ100%に達成したと思われる.このことは,今後の解析におけるデータの正確性が高められると予想される.採集した未記載種についての新種記載の準備をすすめている.DNA解析は,すべての調査地点でDNA解析用のアルコール標本を採集することができた.採集された全ての種についてDNAの抽出を行い,ミトコンドリアのND5遺伝子の1075塩基対について分子系統解析を行っている段階である.

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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