研究課題/領域番号 |
14750024
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
表面界面物性
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研究機関 | 東京工業大学 (2003) 特殊法人理化学研究所 (2002) |
研究代表者 |
中嶋 健 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (90301770)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 近接場光学顕微鏡 / 走査型トンネル顕微鏡 / フォトルミネッセンス / 光照射 / 蛍光タンパク質 / 電子伝達系タンパク質 / キメラタンパク質 / 光電流 |
研究概要 |
本研究では、単一ナノ構造の物性を測定・理解しようとする試みとして研究代表者がこれまでに開発してきた透明電極膜/金属二重コーティング光ファイバープローブを有する複合型近接場光学/走査型トンネル顕微鏡(SNOM/STM)装置に、さらなる発展的改良を施し、単一ナノ構造「分光」に応用できるシステムを構築することを目論んだ。特に新規に購入した分光器を用いた「フォトルミネッセンス系への応用」と「局所的光励起による量子構造の電子状態遷移の観測を実現させるための、複合型SNOH/STM装置の光照射STMとしての応用」という二者について精力的に研究を行った。前者については単一ナノ構造ではないが、生きた細胞をその場観察し、その生命活動が近接場光として検出可能であることを確認した。後者については数多くの実績を得た。そこでは試料として蛍光タンパク質(GFP)と電子伝達系タンパク質(チトクロムb562)の融合キメラタンパク質を用い、単一分子レベルの光電流発生現象の解明に際して、金属プローブを用いる通常のSTMとファーフィールド光学測定系を組み合わせた従来型光照射STMに対する感度面での数桁に及ぶ向上を達成した。本件については4つの国際会議(内1件は招待講演)、2つの国内会議、及び1つの特許出願という形で研究成果がある。また特許出願に絡んで、H14年末まで論文発表を差し控えていたが、その後3件の論文を発表することができた。
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