研究概要 |
本研究では,新しい材料として注目される金属-金属間化合物系傾斜機能材料の特性や品質を制御し,より望ましい性質をもつ安定した材料を供給することき見据え,半溶融加工下における加工温度を制御することを目的とする. 未知である傾斜機能材料の機械的性質を把握するために,研究室にある遠心鋳造装置を用いてAl-Al_3Ni傾斜機能材料を作成し,これを試供材として実験を実施し1,以下の結果を得た. 1.実装する最適メモリフィードバック則の制御パラメータに関して,システムを安定化するパラメータの安定領域を導出した. 2.最適メモリフィードバック則の具体的な設計法を示した. 3.半溶融加工によって得られた材料の耐摩耗性を把握するために磨耗試験を実施し,得られるAE信号に対してウェーブレット解析を施し,周波数と磨耗形態の関係を示した.
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