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CMOS電流モード信号処理回路の広帯域化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14750260
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 電子デバイス・機器工学
研究機関静岡大学

研究代表者

小川 覚美  静岡大学, 電子工学研究所, 助手 (40252168)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードカレントミラー / カレントコンベア / 電流モード / ウィルソンカレントミラー
研究概要

カレントミラーは電流モード信号処理の基本構成素子であるカレントコンベア(CCII)の電流出力回路部等、極々な電流モード回路に使われており、カレントミラーの特性がそれらの回路の特性を左右する。ここでは、電流モード信号処理の広帯域化を目指し、高周波特性の優れた高精度カレントミラーを設計することを目的として昨年度に引き続き研究を行った。
昨年度1.2μmCMOSプロセスで集積化した試作チップを用いて、ウィルソンカレントミラー、改良型ウィルソンカレントミラーを用いた周波数補償回路の特性を評価した。試作チップの測定において、チップのパッドとリード線の寄生容量、寄生インダクタンス、寄生抵抗が回路の周波数特性の測定結果に影響を与えるため、測定結果はこれらの影響が考慮されている。寄生容量、寄生抵抗等の影響を受けているが、HSPICEによる回路シミュレーション結果とほぼ一致する結果が得られ、ここで提案した回路によってピークのない平坦な周波数特性を有するカレントミラーの広帯域化が実現できることを示した。また、このカレントミラーを電流出力回路部に用いたカレントコンベア(CCII)を構成し、ピークの生じていたCCIIの電流伝達特性を改善し、広帯域化が可能となることを示した。
更に、電流モード回路への応用として、広帯域CCIIを用いた全電流モードバイカッドフィルタを提案し、広帯域バイカッドフィルタが構成できることを示した。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 渡辺健蔵: "CMOSカレントミラーの特性評価"電気学会電子回路研究会資料. ETC-03. 23-28 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 小川覚美, 渡辺健蔵: "単一CCIIを用いた電流モードフィルタの合成"静岡大学電子工学研究所研究報告. 38. 87-95 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 小川覚美: "CMOSカレントミラーの周波数補償"電気学会電子回路研究会資料. ETC-02. 39-42 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 八木光喜子: "CMOSカレントミラーの周波数特性"電気学会電子回路研究会資料. ETC-02. 27-30 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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