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地盤との連成を考慮した鋼製橋脚を含む橋梁システムに対する制震部材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 14750401
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 構造工学・地震工学
研究機関名古屋大学

研究代表者

葛西 昭  名古屋大学, 工学研究科, 助手 (20303670)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード橋梁システム / 鋼製橋脚 / 構造物と地盤の動的相互作用 / 動的解析 / 座屈拘束ブレース / 終局耐震設計法 / 最大応答変位 / 終局ひずみ
研究概要

本年度は,昨年度,模式的に導入した制震部材に対する橋梁システムの応答性状より,制震部材の簡易設計法をまとめることを目標とした.以下に,本年度に得られた成果をまとめる.
(1)地盤との連成も考慮した形で橋梁システムの地震時挙動を把握するための解析モデルを作成し,地震動が入力した際の地盤内の発生加速度の性状を把握した.その際に,橋脚の構造諸元および地盤の物性値を種々に与えて,パラメトリックスタディを行い,特に,地盤物性値,地盤の減衰定数におおむねの設定値を定めることができることを解明した.
(2)制震部材の導入によって,応答値の低減効果は確認し,最適設計への第1歩としてレベル1地震動に対しては,制震部材が塑性化しないという簡易な制限から,制震部材の諸量を算定する方法を試みた.本手法によれば,応答の低減効果は確認できるが,低減の程度を目標とするには,さらなる検討が必要であることが分かった.
(3)上記の検討を受け,まず,単純か構造形式として,門形鋼製ラーメン橋脚を対象として応答の目標値を定めた制震ブレースの簡易設計法を開発した.
(4)上記,簡易設計法を様々な構造形式へ展開することが今後の課題としてあげられた.

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 葛西昭, 宇佐美勉, 能登晋也: "鋼製橋脚-地盤系の地震応答解析における減衰マトリクスに関する一考察"土木学会構造工学論文集. Vol.49A. 465-474 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 中上彩香, 葛西昭, 宇佐美勉: "制震ブレースを導入した鋼構造物の簡易設計法"第7回地震時保有耐力法に基づく橋梁等構造の耐震設計に関するシンポジウム講演論文集. 205-212 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 葛西昭, 能登晋也, 宇佐美勉: "鋼製橋脚の地震応答解析に対する地盤の減衰定数の影響に関する検討"第6回地震時保有耐力法に基づく橋梁等構造の耐震設計に関するシンポジウム講演論文集. 285-292 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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