研究課題/領域番号 |
14750416
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
笠間 清伸 九大, 工学(系)研究科(研究院), 助手 (10315111)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 浚渫粘土 / セメント / 固化処理土 / 高圧脱水 / 高強度 / 大型化 / セロエミッション / 構造体 / 有効利用 / ゼロエミッション / 大型 |
研究概要 |
現在、浚渫粘土の処分地が飽和に近づき、浚渫粘土を効率よく減容化し、再資源化する方法が求められている。そこで本研究では、浚渫粘土を高圧脱水固化することで、高強度大型構造体として利用する技術の開発を試みている。既に、高圧脱水した固化処理土は、十分な強度、耐久性及び均質性を有していることが確認されている。しかし、大型化に伴い脱水時間が増大するために、脱水時間の短縮化が課題となっている。 そこで、本研究ではドレーンの使用により脱水時間を短縮することを試みた。さらに所定の圧密度で脱水を終了したさいの供試体の均質性について検討した。 得られた結論をまとめると以下のようになる。 1)有効径nが小さくなるにつれ脱水時間は短縮される。また、ドレーンを使用したさいの、圧密度と時間係数の関係は、Barronの解によっておおむね評価できる 2)圧密度が90%以下の条件で作製した供試体の含水比分布は、圧密度100%の条件のもの比べて大きくなる。 3)圧密度が90%を超えると脱水効率の低下が著しくなる。 4)固化材の添加により、均質性を損なわずに脱水時間の短縮、単位時間当りの脱水量の増加が可能になる。
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