• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

画像解析による競技者の視線追跡手法の開発と体育館照明配置計画への応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14750489
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 建築環境・設備
研究機関北海道大学

研究代表者

森 太郎  北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (70312387)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード画像解析 / 体育館 / 照明配置計画
研究概要

I バレーボール競技者を対象としたアンケート
バレーボール競技者を対象に以下のようなアンケートを実施した.(1)競技ポジション,(2)普段どのような体育館で練習しているか,(3)照明が邪魔と感じた経験はあるか、またそれはどのようなときか,(4)照明に関して、プレーしやすかった又は、しにくかったと思う体育館,(5)その他.アンケートの結果から,競技のレベルによらず,約9割の競技者が体育館照明をプレーの障害と感じたことがあり,またその障害は,スパイク時とオーバーパス時に集中することがわかった.
II 体育館の調査
アンケート調査の結果に登場した体育館について,調査を実施した.調査項目は(1)体育館の規模(フロア面積、天井高さ),(2)竣工年度,(3)照明形状,(4)照明の配置,(5)バレーボールコート上の照度と照度均斉度,(6)照明の輝度である.調査の結果,「使いにくい」とされた体育館は規模が小さく,高輝度面(照明)の見かけの面積が大きな体育館が多かった.また,「使いにくい」と「使いやすい」体育館の照明環境(床面照度分布,照明均斉度)に大きな差異は認められなかった.とくに照明均斉度に関しては「使いにくい」とされた体育館のほうがよい結果となり,体育館の『使いやすさ』が通常の照明インデックスでは表現できないことがわかった.
III 競技者の視線追跡手法の開発
視線動解析システムの開発を行った.二台のCCDカメラから構成される二台同期デジタルカメラ動画入力システムを使用し,同時刻(20Hzで撮影)の画像を取得(長さは数秒程度),画像内のボールと頭部を自動追跡する手法を開発した.この手法を用い,バレーボールのスパイク時とオーバーパス時のボールと競技者頭部の軌跡を追跡し,競技者の視線が体育館壁面のどの部分に集中するかを解析した.
これらの結果は,日本建築学会北海道支部研究報告集と日本建築学会学術講演会に発表予定である.

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 牧野準司, 森太郎, 絵内正道, 羽山広文: "バレーボール競技中のグレア発生状況と画像解析による視線動追跡手法の開発"日本建築学会北海道支部研究報告集. (発表予定). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 牧野準司, 森太郎, 絵内正道, 羽山広文: "バレーボール競技中のグレア発生状況と画像解析による視線動追跡手法の開発 その1"日本建築学会学術講演梗概集. (発表予定). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 牧野準司, 森太郎, 絵内正道, 羽山広文: "バレーボール競技中のグレア発生状況と画像解析による視線動追跡手法の開発 その2"日本建築学会学術講演梗概集. (発表予定). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 森太郎, 小西嵩久, 池永晋介, 絵内正道, 羽山広文: "Development of a Measurement Method for Air Current by the Use of Balloons for Gravity Free"INDOOR Air 2002. 326-331 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi