研究課題/領域番号 |
14750612
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
反応・分離工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
顧 順超 東北大学, 大学院・工学研究科, 助手 (30292238)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | Soapfree Emulsion Polymerization / Amphoteric Initiator / Single Stage Polymerization / Micron-sized Polystyrene Particle / Monodispersity / Colloid Stability / Size Distribution / Aqueous Media |
研究概要 |
電気泳動光散乱光度計ELS-8000によりポリマー粒子表面電位の測定を行い、重合反応中の粒子表面電位の経時変化を把握し、粒子表面電位と粒子凝集の定量関係を明確し、モノマーと開始剤の追添加により粒径10μm程度の高分散性のポリスチレン粒子の合成に成功した。 pHをアルカリ性から酸性へ変更し、酸性条件下で重合反応を行い、反応温度、開始剤濃度、pH等の反応条件を変えて生成粒子の粒径分布との関係を調べたところ、適当の反応条件を選択することで、一回の重合操作で3μm程度の高分散性両性ポリスチレンラテックス粒子の合成ができた。 モノマーをMMAに変更し、両性開始剤VA-057を用いて検討を行なった結果、両性開始剤の使用により、粒子表面に両性イオン基を導入し、その解離状態を溶液のpHにより調整することと反応途中にイオン性共重合モノマースチレンスルホン酸ナトリウムNaSSの追添如により粒子の表面電位を制御することで、従来合成に困難である2μm程度の単分散PMMA粒子を一回の重合操作で合成した。 この重合法は、界面活性剤等の分散安定剤を添加せずに粒径制御を行う環境適合型で、かつ一段階の簡単な操作で純度の高い粒子を合成得るものであり、環境適合型ポリマー粒子新製造プロセスとして応用することが期待できる。
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