研究課題/領域番号 |
14750672
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
山田 圭一 群馬大学, 工学部, 助手 (70323334)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 生理活性ペプチド / 環状ペプチド / N-メチルアミノ酸 / シクロスポリン類 / 液相合成 / オーレオバシジン類 / コンホメーション解析 |
研究概要 |
CH_3I-Ag_2Oによるペプチド化合物のN-メチル化反応を利用した生理活性環状ペプトイドの簡便合成法の開発を目的とし、以下の研究を行った。 1)本年度は、免疫抑制活性を示す環状ペプトイド、シクロスポリンO(CsO,cyclo(D-Ala-MeLeu-MeLeu-MeVal-MeLeu-Nva-Sar-MeLeu-Val-MeLeu-Ala-))の最適合成条件の策定を行い、それをもとにシクロスポリンアナローグの合成研究を行った。前年度に確立したN-メチルアミノ酸(MeAA)残基が連続する難合成ペプチド(MeLeu-MeLeu-MeVal-MeLeu)の簡便合成法をBoc-MeLeu-MeLeu-MeVal-MeThr(Bzl)-OMeの合成に適用し、[MeThr^1]CsA(cyclo(D-Ala-MeLeu-MeLeu-MeVal-MeThr-Abu-Sar-MeLeu-Val-MeLeu-Ala-))の全合成を達成した。また、他の分子との複合体形成を目的として2位のNva残基をOrnに置換した[Orn^2]CsO(cyclo(D-Ala-MeLeu-MeLeu-MeVal-MeLeu-Orn-sar-MeLen-Val-MeLeu-Ala-)も合成した。 2)シクロスポリン類の最適合成条件を参考に、抗カビペプチドであるオーレオバシジン類の液相全合成を行った。まず、保護D-Ser誘導体を出発物質として重要な構成成分であるβ-hydroxy-L-Meval(Meval(OH))の新規合成法を確立した。次にMeAA含有ペプチドを合成する際に触媒量のHOAtを添加することで縮合効率が向上することを見出し、これを元にオーレオバシジンG(cyclo(allo-Ile-MeVal-Leu-MeVal-D-Hmb-Val-Phe-MePhe-Pro-)の液相全合成を達成した。
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