• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

特性曲線法を用いたポテンシャル流場の数値計算法の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14750725
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 船舶工学
研究機関大阪大学

研究代表者

鈴木 博善  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (00252601)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードホドグラフ法 / 位置座標 / ポテンシャル流れ / 圧力のポアソン方程式 / 特性曲線法 / ポテンシャル波動流場
研究概要

本研究は,圧力を既知としてベルヌーイの式から速度ポテンシャルを計算し,得られた速度ポテンシャルを既知として圧力を求め,これらを繰り返すことによりポテンシャル流場を解く方法に関する研究である.圧力を求めるには,ベルヌーイの式にラプラシアンを作用し,速度ポテンシャルで定義されたラプラスの式になる部分を0とすることで,圧力のポアソン方程式を作成し,これとベルヌーイの式を連立させることで,ラプラスの式を満足させようとするものである.これは,ポテンシャル流場の解法にN-S方程式の数値解法を持ち込んだような定式化となる.
本年度は,昨年度考案した方法,すなわち位置変数(x, y)と流場変数(速度ポテンシャルと流線関数)の写像関係を定義することで,ポテンシャル流れの支配方程式を位置座標および圧力で定義する方法に対する計算法を数種類考案し,実際に計算を行ってみたが,有意な結果は得られなかった.
この原因は,解く問題は,結局,位置変数(x, y)に関する境界値問題であるにもかかわらず,境界条件が定まらない,所謂未定境界問題となってしまうためである.境界値問題は,正しい境界条件を与えて初めて成立することを勘案すると,本方法は,本研究の実施した限りに置いては,その問題の成立自体,非常に難しいことがわかった.なお,本年度以前の方法,すなわち,差分法を基礎とし,ベルヌーイの式と,圧力のポアソン方程式を連立させて解く方法,および,ベルヌーイの定理の独立変数,従属変数を取り替えて圧力を線積分し,速度ポテンシャルを求める方法では,解が得られていることを付記しておく.

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 位置座標を変数とした2次元ポテンシャル流れの解法に関する研究2005

    • 著者名/発表者名
      鈴木博善, 松村清重, 高木大輔
    • 雑誌名

      関西造船協会講演概要集 第22号

      ページ: 17-18

    • NAID

      130007012097

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi