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次世代銅生産技術としての鉱石中銅・金・銀の同時リーチング

研究課題

研究課題/領域番号 14750731
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 資源開発工学
研究機関北海道大学

研究代表者

廣吉 直樹 (広吉 直樹)  北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (50250486)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード黄銅鉱 / 金 / 銀 / 銅 / リーチング / チオ硫酸 / アンモニア / 酸化還元電位
研究概要

従来の銅鉱石のリーチングでは,鉱石に含まれる金・銀は溶出されず,その回収法が確立していない。本研究では,チオ硫酸イオンとアンモニウムを含む浸出液を用いて銅(II)アンミン錯体を酸化剤として鉱石中の銅・金・銀を同時に酸化浸出する方法(チオ硫酸アンモニウム浸出)を検討した。
鉱石試料として5種類の黄銅鉱浮選精鉱を,浸出液として所定濃度のアンモニア,硫酸アンモニア,チオ硫酸ナトリウムを含む水溶液を用いてフラスコ振盪浸出実験を行ない,銅,金,銀の溶出に及ぼす時間(0〜144h),温度(25〜70℃),pH(5〜13),試薬濃度(チオ硫酸濃度;0〜1M,アンモニア濃;0〜4M,硫酸アンモニウム濃度0〜2M)の影響を調べた。銅の溶出量は時間の経過に伴い多くなるが,金と銀の溶出は24h程度で停止した。銅,金,銀いずれの溶出に関しても最適温度は40℃,最適pHは12〜13であった。高濃度のチオ硫酸ナトリウムは金と銀の溶出を促進するが,銅の溶出を妨げた。全アンモニア濃度(硫酸アンモニウムとして添加したアンモニウムイオンと分子態アンモニアの総和)の増加は金,銀,銅いずれの溶出も促進した。
銅浮選精鉱のチオ硫酸アンモニウム浸出の貴液からの金属の回収法として直接電解法を試みた。カソード電極に電圧を印加するとチオ硫酸イオンが還元されて硫化物イオンが発生し,浸出液中の銅,銀が硫化物としてほぼ完全に沈殿した。金も銅,銀と共に沈殿したが一部は溶液中に液中に残留した。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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