研究課題/領域番号 |
14760060
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用微生物学・応用生物化学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
田茂井 政宏 近畿大学, 農学部, 助手 (70340768)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 形質転換植物 / 光合成 / 病害耐性 / シロイヌナズナ / キチナーゼ / 多重遺伝子導入 / タバコ |
研究概要 |
シロイヌナズナキチナーゼ遺伝子(AtchiV)とラン藻FBP/SBPase遺伝子(fbp/sbp)をタバコへ同時に植物に導入するために、多重遺伝子導入法とMATベクター法の2通りで行った。AtChiV遺伝子を導入したMATベクタープラスミドDNAを、アグロバクテリウムを介してすでに葉緑体にFBP/SBPaseが導入されているタバコ(TpFS)に導入した。感染時間・培養期間・抗生物質の処理条件等を検討し、ホルモン無添加MS培地により選抜を行った。約3500枚のリーフディスクから約114枚がカルス化した。一方、AtChiV遺伝子とFBP/SBPase遺伝子を連結した多重遺伝子プラスミドDNAを、アグロバクテリウムを介してタバコ野生株に導入した。ホルモン・カナマイシン添加MS培地により様々な条件下で選抜を行ったところ、約400枚のリーフディスクから約20枚がカルス化した。これら薬剤耐性株より植物体の再生を試みたところ、いずれも他の遺伝子導入カルスに比べて生育は悪いものの、シュートの形成が見られた。現在これらのシュートより、植物体の再生、評価を試みている。一方、シロイヌナズナキチナーゼアイソザイム(AtchiA, AtchiB, AtchiV)をそれぞれ単独で過剰発現させた形質転換体を作製した。その結果、いずれのアイソザイム遺伝子を導入した株も著しく生育が抑制され、特にAtchiV導入株では、ロゼッタの展開は見られるものの、柱台せずに枯死した。
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