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家禽の摂食、エネルギー代謝調節因子の脳内制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 14760180
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用動物科学
研究機関香川大学

研究代表者

大久保 武  香川大学, 農学部, 助教授 (70233070)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワードニワトリ / 摂食 / 視床下部 / オレキシン
研究概要

in situハイブリダイゼーション法によりニワトリオレキシン受容体の組織における局在の解析を行ったが、組織における発現量が低いためその局在を明らかにするには至らなかった。しかし、哺乳類において明らかにされている摂食調節因子について、脳内での局在および絶食に伴う発現量の変動について検討を行った。その結果、絶食によりアグーチ関連タンパク質の発現量の増加が認められたが、プロオピオメラノコルチン、VIP、オレキシンのmRNA発現量に対する変化は認められなかった。また、哺乳類由来のプロラクチン放出ペプチドの脳室内投与はニワトリヒナの摂食量を増加させる事を明らかにした。これらの結果は鳥類の摂食制御機構が哺乳類とは異なる事を示すものである。
ニワトリではオレキシンが生殖腺で発現している事を明らかにすると共に、生殖腺におけるオレキシン受容体の発現には性差が存在することを明らかにした。オレキシンが生殖機能の調節に関与する可能性を見出した。
また哺乳類で摂食調節に関与する事が明らかにされているコレシストキニン(CCK)の受容体cDNAクローニングに成功し、組織におけるmRNA発現について解析を行った。その結果、得られたニワトリCCK受容体は構造の面から哺乳類のCCK受容体1型の相同体であることを明らかにした。また今回得られた今回得られたCCK受容体mRNAは幅広い組織で発現しており、特に消化管で多く発現していることが明らかとなった。またニワトリにおいてもCCK受容体2型の相同体がクローニングされているため、1型と2型受容体の組織分布の比較を併せて行った。その結果、既報のニワトリ型の相同体CCK受容体は中枢と胃での発現に限定されており、中枢型のCCK受容体であることが、組織分布の面から明らかにした。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Ohkubo, T: "cDNA cloning of chicken orexin receptor and tissue distribution ; sexually dimorphic expression in chicken gonads"Journal of Molecular Endocrinology. 31. 499-508 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Phillips-Singh, D: "Fasting differentially regulates expression of agouti-related peptide, pro-opiomelanocortin, prepro-orexin, and vasoactive intestinal peptide mRNAs in the hypothalamus of Japanse quail"Cell and Tissue Research. 313. 217-225 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Tachibana, T: "Effect of central administration of prolactin-releasing peptide on feeding in chicks"Physiology & Behavior. 80. 713-719 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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