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ニワトリのラウス肉腫ウィルス抵抗性に関与するDNAメチル化機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 14760182
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用動物科学
研究機関九州東海大学

研究代表者

山下 秀次  九州東海大学, 農学部, 講師 (20289630)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードニワトリ / ラウス肉腫ウィルス / ウィルス抵抗性 / 転写調節 / CpGアイランド / DNAメチル化 / 制限酵素 / 遺伝子探索
研究概要

本研究では、ラウス肉腫ウィルス(RSV)に対して感染抵抗性を示すニワトリの2系統(RSV非感受性01系統、腫瘍退行性11系統)について、CGメチル化感受性制限酵素Eag Iを用いたFluorescence Representational Genomic Profiling(FRGP)法によるゲノムディファレンシャル解析を行い、対照系統(RSV感受性MA系統)とのゲノム差異よりRSV感染抵批性に関して転写調節がなされている遺伝子を単離・同定することを目的としており、本年度は次のような実績を挙げた。
1.スポット#59隣接領域におけるゲノム解析
昨年度、RSV感染抵抗性2系統で低メチル化状態を示し、感受性MA系統で高メチル化状態を示す縦列反復配列の一部として単離したゲノム差異(スポット#59)の隣接領域の遺伝子探索を目的としてコスミド・ゲノムライブラリーをスクリーニングした。その結果、2つの陽性コスミドクローンが得られ、それぞれ10kb程度の塩基配列を決定したところ、上皮細胞成長抑制因子をコードする遺伝子をRSV感染抵抗性関連遺伝子として単離・同定した。さらに、当該遺伝子の5'側のメチル化状態についてHpa II-PCR法により解析したところ、MA系統、11系統、01系統の順でメチル化の程度が高いことが明らかとなった。
2.ゲノム差異のクローニングと塩基配列解析
スポット#59以外の系統特異的なゲノム差異のうち7つの変異スポットについてクローニングし、サザンブロット解析によりゲノムプロファイル上のゲノム差異を確認した後、塩基配列を決定して類似性解析を行った。その結果、T細胞受容体α(TCRalpha)遺伝子、ユビキチン加水分解酵素1(UBH1)遺伝子、プロリンリッチホメオボックスタンパク質(Prh)遺伝子をRSV感染抵抗性関連遺伝子候補として単離した。また、データベースの遺伝子配列と高い類似性が認められなかった4つの変異スポットのうち、1つはニワトリ散在型反復配列(CR1)であることが明らかとなった。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 山下 秀次: "簡易DNAメチル化検定法としてのHpaII-PCR法"九州東海大学農学部紀要. 23. 37-42 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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