• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

コリプレッサーskiおよびsno遺伝子産物の生理機能

研究課題

研究課題/領域番号 14760195
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学・基礎畜産学
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

品川 敏恵  独立行政法人理化学研究所, 分子遺伝学研究室, 基礎科学特別研究員 (70344041)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードコリプレッサー / Ski / T細胞 / Gli3 / 形態形成
研究概要

skiは、ニワトリのレトロウイルスが持つ癌遺伝子として発見され、それと相同性を持つ遺伝子としてsno(ski-related nobel gene)が同定された。私共の研究室ではSki/Snoが癌抑制遺伝子産物MadやRbによる転写抑制に必須なコリプレッサーであることを明かにし、ski/snoが癌抑制遺伝子としても機能する可能性が示唆された。私はノックアウトマウスを用いて実験を行い、細胞のタイプによってはski/snoは癌抑制遺伝子としても機能することを明らかにしてきた。sno^<+/->およびski^<+/->マウスを用いた発がん実験では、リンパ腫の発生が最も多かったので、本年度の研究では造血系細胞の分化と増殖におけるSki/Snoの役割を明らかにすることを目的とした。
ski^<-/->マウス新生児の胸腺細胞数は野生型よりやや少ないだけで、調べた限りT細胞の分化に異常は見られず、IFN-γやIL-4の発現も差がなかったが、TCR刺激に対する増殖反応が著しく低下していた、そして、脾細胞数は野生型の1.4%にまで低下していた。RAG2^<-/->マウスにski^<-/->胎児肝細胞を移植し、成体でのTリンパ球の分化を解析したところ、一旦は野生型と同様に脾臓やリンパ節にCD4^+細胞やCD8^+細胞が出現するものの、5週を過ぎると胸腺のCD4^+CD8^+細胞が消失し、胸腺と脾臓、リンパ節のCD4^+細胞およびCD8^+細胞が減少した。これらの事から、Skiは成体におけるT細胞分化に重要な役割を果たしていると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] P.Dai et al.: "Ski is involved in transcriptional regulation by the repressor and full-length forms of Gli3"Genes and Development. 16. 2843 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi