研究課題/領域番号 |
14760206
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用獣医学
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研究機関 | 日本獣医畜産大学 |
研究代表者 |
盆子原 誠 日本獣医畜産大学, 獣医学部, 助手 (50343611)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 樹状細胞 / プロモーター / 転写活性 |
研究概要 |
ランゲルハンス細胞(LC)は表皮に存在する樹状細胞(DC)の一つで、極めて強い抗原提示能を有する。すぐれた免疫学的特性を持つにもかかわらず、LCを標的とした蛋白発現システムは今まで開発されなかったが、これはLC選択的な遺伝子発現を可能にする転写調節ユニットが同定されなかった事による。昨年、我々はLC関連分子、Dectin-2遺伝子の転写調節領域(Dec2FR)とLuc遺伝子を組み込んだトランスジェニックマウス(Dec2FR-Lucマウス)を用いて、Dec2FRの下流に組み込まれた遺伝子はLC選択的に発現できることを報告した。今年、このマウスを用いてDec2FRのLC選択性をさらに検討し、その転写活性の調節を解析した。Dec2FR-LucマウスよりLC、DC、マクロファージ、T細胞およびB細胞を分離し、これらの細胞をLPSあるいはConAで刺激しLuc活性を測定した。非刺激下のLuc活性はLCで高値を示し、他の細胞ではほとんど認められなかったが、刺激下ではLCのLuc活性に変化は認められず、DC、マクロファージ、T cellおよびB cellで様々な程度の活性増加が認められた。しかしながら、刺激下においてもLCのLuc活性は他の細胞に比べて高値を示し、活性化された条件下においてもDec2FRのLC選択性が認められた。また、Dec2FRにはAP-1結合領域、IFN-γ-responsible elementなどを含むシス調節領域が認められたが、LCにおけるDec2FRの転写活性はPMAやIFNγによっても増強されなかった。一方、Dec2FR-LucマウスへのUVB照射によりLCのDec2FR転写活性は著しく増加した。Dec2FRには活性化された条件下においてもLC選択性が認められ、さらにUVBによりその活性を増加できることから、LCを標的とした遺伝子/蛋白発現システムの構築に利用できるプロモーターであると考えられた。
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