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内分泌細胞に特異的に存在する未知の抗原タンパク質の解明

研究課題

研究課題/領域番号 14770010
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関関西医科大学

研究代表者

高森 康晴  関西医科大学, 医学部, 助手 (50309233)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード内分泌細胞 / 視床下部 / 脳 / 下垂体 / ユビキチンリガーゼ / HECTドメイン / イムノスクリーニング / 神経内分泌 / ユビチキンリガーゼ
研究概要

われわれは、さまざまな内分泌細胞を特異的に認識する抗体を見い出し、この抗原タンパク質をmulti-endocrine cellular antigen (MECA)と便宜上命名し、研究を進めている。昨年度は、MECAの候補タンパク質の遺伝子を得るために、ラット視床下部のcDNAライブラリーからイムノスクリーニングを行い、新規のHECT型E3ユビキチンリガーゼのcDNA断片を得た。本年度はこの分子の解析を続行した。
1.このタンパク質は全長約2600アミノ酸から構成され、C末側のHECTドメイン以外にも、ARMリピート、アンキリンリピート、Mib/herc2ドメインなどを持っていた。データベースによる解析では、ヒトからセンチュウにいたる動物種では保存されているが、酵母や植物には存在しないことが予想された。
2.C末側の約1500アミノ酸をカバーする10種類のcDNA断片をクローニングし、これらから4種類のGST-融合リコンビナント・タンパク質を設計し作製した。リコンビナント・タンパク質、およびC末端部分の合成ペプチドを抗原としたウサギの抗血清を作製した。
3.ペプチド抗体では、視床下部の室傍核と視索上核、下垂体の後葉が強く染色された。二重染色によりこのシグナルはバゾプレシン(ニューロフィジン2)とほぼ一致した。他の臓器では強いシグナルは見られなかった。下垂体におけるイムノブロットでは、予想される分子量に相当する約300kDaのバンドが確認できた。この分子はオキシトシン・ニューロンには見られず、バゾプレシン・ニューロンにのみ陽性な点から、両ニューロンの異なる性質を反映する分子であると考えられる。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kazuhiro Utsunomiya: "Crossreaction with an anti-bax antibody reveals novel multi-endocrine cellular antigen"Journal of histochemistry and cytochemistry. in press.

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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